BAITブログ
ルアーを引いた後の波紋や渦巻
“ Displacement ” phenomenon, effect
皆さんは、『ディスプレイスメント』と言う言葉をご存知だろうか!
経験のある、ルアーフィッシャーマンでも! 余り知らない人や良く分からない方が、実は凄く多いと思います。
一般の方やルアーフィッシングを始めたばかりの方でしたら なおさらの事だと思います。
このディスプレイスメントを 正確には《ウォーターディスプレイスメント》
“ Water displacement phenomenon, effect ”と言いますが、この事を分かりやすく、簡単に、短く説明できる方はあまり居ないと思います。
私も良く分からない中のひとり
ルアーフィッシングでは、特にウォーターディスプレイスメントと言います。
私も色々と意味を理解するまでに、沢山の書物などを何度も読み返し、分からない事は諸先輩方にお尋ねして、何とか?分かったような感じです。
少し難しく、ややこしいディスプレイスメントの説明ですから、私の説明では良く分からない方や興味がある方は、ご自身で色々と調べてみてくださいね。
ディスプレイスメント効果に関しては、簡単な説明になってしまいますが、寛大なお心でお願いします。
ウォーターディスプレイスメント現象、効果
ルアーには、とても大きなボディ質量と言うモノがありますが、水の上に浮いていたり、水の中に潜ったりも出来ます。
ボディの質量分を、水から出そうと追い出そうとし、当然、内側や外側などにも引き込むチカラが働き、この内側や外側に引き合うチカラが出た時に、ルアーは左右や上下に逃げるように水を動かします。
ルアーを引いた時に、ルアーはドチラカに倒れたり、揺れたり、潜ったり、浮かんだりと、あらゆる方向への動きをし、引かれたルアーの《後方》では、水面や水中で《波》などの現象が現れ、この状態の事を波紋、波動や振動等とも言います。
またルアーの後方では、《かき回された水流》ができ、これはボディの大きさの分だけを、水で押しのけて、渦や渦巻等ができた状態の流れの事を、ウォーターディスプレイスメント現象や効果と言っております。
他のルアーでは…何があるのか
スピナーベイトのブレイドやソフトベイトワーム等も全て含まれ、水中で通過した後に生じる水流の乱れの事です。
ちがう表現だと、水を「ゆらす」「あおぐ」や「あおいだ」等とも表現出来るかもしれません。
この動かされた水流を、魚達は側線部で感じ取り、何かが動いたと言う事や動いていると言う事も確認する事が出来ます。
このようにウォーターディスプレイスメント効果とは、魚達にとって、あたり前のように存在し、ルアーを引けば、動かせば必ず後に生じる《 水流 》と言う事になります。
次のプレゼンテーション
ではなぜ その魚が釣れたのか?どのように釣れたのかを考えてみれば、次にプレゼンテーションする、“ ルアーのヒント ” にもなるはずで、 例えば ワイドウォブリング系なのかクランク系なのかそれともパワーがあるソフトベイト系なのかです。
上手く説明できず、すみませんでした。やはり難しいですね。
いろんな所に存在する
このディスプレイスメント効果は、ルアーだけでは無く、様々な物にも当てはまります。
また!違う表現、効果としてや言い方としは《タービュランス効果》などもあります。
コチラもかなり難しいお話ですので、また別の時に書きたいと思います。
その時はよろしくお願いします。
ビッグベイトソルトルアー
派手なカラーリング
一般的にハンドメイドルアーのカラーリングと言うと、剥製カラーなどのリアルなカラーが多くデザイン的カラーリングのモノが少ないのです。
今回のソルトルアーとは「オフショアルアー」を指し、主にトップウォーター系のお話しです。
特にオフショアルアーは、もう少し大胆なカラーリングやデザインが多くあっても良いモノと思いますが、なかなか奇抜なモノが有りません。
もちろん これはソルトルアーにかぎった事では無いのですが、《大きな魚をビッグなルアー》で《ダイナミックに釣りたい》と釣り師ならば皆がそう考えておりますし、皆さんが口を揃えたように言います。
実際の釣りでは?
その時期のベイトフィッシュに合わせ、大きさやリアルカラーリングのルアーが多くなり、余り派手なカラーリングのルアーは使いませんし、また現実的では無いように感じます。
これは釣ろうとしている「ターゲットフィッシュ」などでも大きく変わりますが、じつは周りの環境でも“ 友人やキャプテン等で ” 大きく変わってしまい、また流されてしまう事が多々あるように感じます。
果たして! このアドバイスが本当に良いモノなのかは疑問ですし結果から見れば、オンリーワンの釣りができなくなっている事が多いからです。
コレは乗り合い船などでは無く、個人で仕立てた船でもその様な傾向になっているからです。
ひと昔のように情報量が少ない時代は、大きさやカラー等は、その時期に港の市場などへ出掛けて行き、地元のかたや漁師さんの声を多く聴いたものでした。
まぁ 今でもリアルな情報源などは余り変わらないのですが。
TAD私!だからこそ
マグロ系の魚には、ブラックベースしか使わないように心がけております。
これは魚に対する (リスペクト) からのカラーリングを行なっているのです。
ブラックベースカラー
* 青色バッグ
* 空色バッグ
* オールブラック
* サイドアルミブラック
オフショアのビッグルアーフィッシングでは、このブラックカラー以外は余り使わないようにしております。
なぜならリスペクトフィッシュであり、単に自分の中で決めている事で、とくべつ仲間達に勧めているフィッシングスタイルでも有りませんし、派手で明るいカラーも使用しません。
新作カラーのテスト
ニュータイプのテスト時には、多くのカラーリング品を使い分けて魚の反応を見たりは致します。
このテストは、多くの場合に、まだターゲットフィッシュなどは決めず、ある程度、柔軟に考えているからです。
その後のテストである程度出来上がったモノから皆さんにアドバイスを求め、1番最初に決める事は、ターゲットフィッシュを決める事です。
ある程度ターゲットフィッシュが決まれば、身近な仲間達にテストを頼み全体のほぼ100%をお願いしております。
私が使用すると、妥協でそれ以上の進展や発見なども見えなくなりますし、数多くの歩み寄りなどが出てしまうからです。
その為、皆さんのご協力、お力をお借りし数多くのデーターやアドバイスをして頂いております。
このテストで私が主に見ている点は幾つか有ります。
1 オーバーヘッドキャスト時のルアーの「安定感や飛行姿勢」
2 ルアーが水面に落ちた時の水繁吹「みずしぶき」の出方
3 ルアーの浮き上がり「角度姿勢や時間」
4 第1アクション引きから第2アクション引きまでの「長さや距離」
5 リールの巻上げ速度での「ロッドの曲がりやアングラーの負荷率」
まだ有りますが次回にします。
余談になりますが、
その日の状態などを冷静に見ていた私から 気づいた点などのお話をし、また アングラーからもルアーの改良点やカラーの視認性などもアドバイスを頂きます。
コレはキャスティングポイントやアクション等のお話が多くなりますが、皆 次回に繋がるようにアングラー同士も交流しております。
もちろん 全員がスーパービッグワンを釣りたいと思っての勉強で、私も皆さんに大物を釣って貰いたいからです。
この魚達はビッグルアーフィッシングの最高峰だと言う事を最後に伝えたいと考えているからです。
デザイン的ルアーカラーリング
オリジナルのカラーリングにも
もっとデザイン的なモノをだして見たいのですが、其れが例え! プラスチック製や樹脂素材でも同じように考えております。
オリジナルカラーリング
やはり一般的にハンドメイドルアーのカラーリングと言うと、剥製カラーリングやリアルなカラーを思い浮かべる方が多いはずです。
確かにハンドメイドと言うえば当然かもしれませんが、その逆に、デザイン的カラーリングの物は無いのかと?と言うと そうでも無いのです。
各ルアーを良く見ると、小さな世界にも違いがあり、各ビルダーさんの考えや見方の違いがハッキリと作品に出ていて勉強になります。
その中でも特に海外のデザイン物は、オリジナリティーがコレでもか!と前面に出ている物が数多く有ります。
個人的には、このカラーをあの場所で使ってみたらどうなるのだろう? あの模様はどう見え、アピールできるのだろう? などと見ているだけでもワクワクします。
一方 国内のルアーに目を向けて見るとフレッシュウォーター系だからと、アユカラーやワカサギ、ブルーギル等の定番カラーリングが多くを占めており、トラウトルアーとなると、もう何十年も同じようなカラーリングしか無いのです。
(エリアトラウトルアーはのぞきますけれど )
(エリアトラウトルアーはのぞきますけれど )
そのほかにソルトルアー(オフショア用)等はもう何も言えないくらい変わらずに…
しかしです。
私が販売しているルアーは??と聞かれると、やはり定番のカラーリングの方が多くオーダーを頂きます。
もちろん店頭からもいち早く無くなって行くカラーは、やはり定番カラーからなのです。
皆さんに 少し派手なデザインカラーを作って見せても、
(コレは良いかも!少し使ってみたいなぁ)
(コレは良いかも!少し使ってみたいなぁ)
(こう言うカラーリングも “ アリ ”かもしれないなぁ…)
(どのタイミングで使えば良いかが分からない) などの声がやはり多くなります。
結果として、お恥ずかしいお話なのですが、グリーン系やチャート系オレンジ系などの「派手なカラーリング」を製作しても、全て私のプロトテストタイプの商品だけとなってしまう事が多々あります。
このように私も 色々とカラーリングを勉強しておりますが、実際に私がフィールドで多く使用するカラーも かなり偏ってしまう事が現実的かもしれません。
TADだけかも!
魚に対する “リスペクト ”からルアーカラーリングに
「 こだわりすぎ」ているのかも?
トラウトやサーモン
シルバーベース
* ブラックシルバー
* ブラウンバッグ
* ライトグレーバッグ
* グリーンバッグ
* ブルーバッグ
* シルバークリアイエロー
* シルバーパープル などのカラーを良く使用します。
ゴールドベース
* ブラックバッグゴールド
* 縦縞のブラックライン
* ゴールドオレンジ
* ゴールドレッド
* ブラウンバッグゴールド
* カッパー などのカラーを良く使用します。
ソルトルアー(オフショア)
特にマグロ系の魚には、
ブラックベースしか使わなく
* 青色バッグ
* 空色バッグ
* オールブラック
* サイドアルミなどのカラーを使用します。
これは私の考えなのですが、
トラウトは、(渓流、支流、本流)とありますが、このスタイルは《ビッグレイク》でもあまり変わりません。
またオフショアのマグロ、ヒラマサ、カンパチ、ブリなどもこのカラーリング以外は使用ししません。
コレは無駄とも思える私自身のこだわりであります。
《トラウトやオフショア》の魚が全て(リスペクトフィッシュ)であり(チャンピオンフィッシュ)だと自分で決めているからです。
その為、派手な“ アトラクトカラー ” や “ リアクション カラー ” でこの魚達を釣りたく無いのです。
そのひとつの理由
イラつかせたり、怒らせたり
場所を荒らしてまでも 釣りたく無い魚で有り、出来れば私は、この魚達の環境を守って上げたいくらいなのです。
コレは 自分自身の中で決めているルールで有り、私のルアーフィッシングスタイルなのです。
その逆に
エリアでのトラウト系や海ではシーバスやシーラ等は、
ド派手で! 超派手な! アトラクトカラーリングやリアクション系のカラーで釣りたい魚達なのです。
リアルカラーやベースブラック系のカラーリングでは釣らないようにし、またなるべく使わないようにもしております。
① 簡単な理由として、(98% 必ずリリース)するからです。
② 身近で日常的に釣りを楽しめてルアーフィッシングの醍醐味や感動を与えてくれる魚達だからです。
③ こだわる点も多々有りますが、あまりこだわっても良い結果にならない。 など理由が有ります。
この魚達だけはルアーフィッシングの最高峰であり、スポーツフィッシングフィッシュ だとも考えているからです。
身近でどなたでも簡単に楽しめ、素晴らしい時間を与えてくれる魚達だから、日頃から「大切にし、多くの事が学べる魚達だとも思っているからです。」
オフショアルアーをバルサ材で作る
TAD推奨ハードバルサ材料
オリジナルルアー作りを行うので有ればハードバルサ材を試してみて下さい。
その良さに、素晴らしさに驚くはずです。
バスやトラウトルアーをバルサ材等で製作している方は多いと思いますが、私が推奨しているハードバルサ材では、バスやトラウト用だけではなくソルトルアーを製作している方も、今日では多くなって来ております。
最初は少し戸惑いもあったようですが、使用して頂いた皆さんからは、とても評判が良いのも事実です。
多くの方が「桐材」を使用
桐材を使うその大きな理由として、(浮力であり、ある程度の硬さや加工のしやすさ等)を上げます。
確かにキリ材は、とても良いルアー材料である事は間違えが有りませんが、材料か高価だとルアーの価格も必然的に高価になってしまいます。
下地のブランクスで高価な材料を使えばそれだけ(魚が釣れる、取れる)と言うことではなく、ルアーと言う(道具)として見た時には、少し考えかたを変えなくてはいけません。
何故、その材料を使ったのか、使い方等もキチンと説明する事が大切で、壁かけや飾りのルアー等でしたらある程度は良いのだと思いますが、魚を釣る道具として使用する物なら、それほどの豪華な材料は要らないと私は考えております。
その物が、リアルな物なのか、逆にデザイン的な物なのかは自由ではあるが、手作りだからこそ出来る事も多いのです。
確かに綺麗な物は、見ているだけでも素晴らしい事とは思いますが、私個人的に高価で行き過ぎたモノは、いかがなモノかと思う。
尚!TADでも《桐材》を福島県産のキリ材を使用したルアーが有りますが、主に(虎斑模様)の材料を使用しております。
コレは非常に綺麗で価値のある材料で,現在ではトラ斑模様キリ材が無いため製作しておりません。
ハードバルサ材を使って
主にオフショアベイト系を製作している方だと思いますが、
*いちばん驚いた事は、板材で有りながらも「厚み」があり大型のペンシルベイトでも楽に寸法が取れる点です。
*想像以上に良い材料ですね、気に入りました。
*想像以上にハードなバルサ材なのに加工が楽くだった。
*ハードバルサ材の《浮力》に改めておどろきました。
*近くの材木屋さんに、聞いたのですが、少量の販売が出来ないし
「硬めのバルサだけを集める事が難しい」と言われてしまいました。
*ハードバルサの事を知りとても助かっております。
など沢山の憂い報告が有ります。
など沢山の憂い報告が有ります。
凄く良い材料だと思いますので、ルアー製作を行なっている仲間達からこのように喜ばれる事がとても嬉しく、これからもハンドメイドルアー作りの楽しさを多くの方に伝えたいと思います。
TADのハードバルサ材料
DAYのルアーづくりの方からインディーズビルダーさんを応援しております。
材料は個口でも《1本から》購入できます。
インディーズルアービルダーさん大歓迎です。
また分からない事などが有るようでしたら、お問い合わせフォームまでお気軽にご連絡下さい。
きっと!貴方のお役に立ちます。
秋から真冬のビッグベイト
秋から魔冬はビッグベイトで
この時期 多くの魚達は、やっと解放されたかのように良く動き廻るようになり、其れと同時に本能的に多くの餌をとるようになります。
有るモノは、ディープエリアなどからシャローエリアへ移動し、多く餌を確保しようと追いかけまわし、其れに吊られてプレデターも動き廻り追いかけ回すようになる。
この時は荒っぽい捕食行動を取るようになるようですね!
当然ですが、ベイトフィッシュ側も大型になり動く範囲が広くなり、何処にでもベイトフィッシュの姿は有るのだが、その逆にプレデターの居場所は見つけにくくなる。
そんな時に多く使用、支持されるサーチベイトルアーは、バイブレーションやジャークベイト、 クランクベイトなどが有り、その他にワイヤーベイト系(バズ、スピナー)などです。
このルアーで充分よい釣りができると思いますが、
ここに新たな仲間を追加する事で、新しいサーチルアースタイルを増やせます。
新しいサーチベイトスタイル
一般的に言うビッグベイト系ですが、実はこのスタイルには、《幾つも》の考え方や釣り方がある事は、余り知られていないのが事実です。
サーチベイトでと言うと、そのルアーで《釣る》ことが目的である事は間違え無く良いのですが、《サーチする事》はイコール 、or調査、or探索、not検索等とも解釈できます。
この内容をルアースタイルにはめ込めば、もう少しルアーの選択やスタイルが広がるはずです。
TADが考えるビッグルアーサーチベイトスタイル
ルアーの大きさが⑥インチ inオーバーのルアーをサーチベイトに使うと言う事です。
もう少し分かりやすく言えば、 ソフトベイトやハードベイトでも⑧インチサイズをメインサイズにすると言う事です。
このスタイルはインチサイズだけを大きくする物と当初は考えておりましたが、本当に欲しいモノはサイズでは無く、より多くの水をカクハンする《かき混ぜる、ワイドな波が出る、ワイドウォブリング等》のルアーが欲しかったのです。
当然ですが昔から大きなルアーは有りますし、各メーカーのルアーを使わさせて頂きました。
当時は、20cmを超えるルアーのことをビッグミノーフィッシングやビッグルアーと言っていたと思いますが……
当時も多くのハンドメイドルアービルダーさん達が、このスタイルのルアーを作っていて、数多くの結果を出しており今でも作り続けています。
私も!若年者であったので! 購入や所有できず、先輩の所有していたルアーを、すご〜く良く! 俺も!いつか欲しいなぁ~ と眺めておりました…。
そんな経験からビッグミノーや、ビッグルアーに付いての見方や考えかたが徐々に芽生えておりました。
ビッグベイト系の始まりです。
もう27〜28数年前になると思いますが、諸先輩の考え方やアドバイスを受けてルアーを作り、このルアースタイル多くを取り入れてTADルアーとして製作しております。
ビッグサーチベイトシリーズ
大きく分けると「2タイプ」のルアーになります。
* ロハスベイトシリーズ
ビッグビックリベイト *バイブやクランクベイトのようなカタチ
ランチビッグベイト *ストレート系
* 飛遊樹ベイトシリーズ
インタラビッグベイト *ジョイントタイプなど
その他にも有りますが少しずつになりますご紹介して行きます。
オリジナルルアーはバルサ材で作ろう
ハードバルサ材でルアーを、作ろう
tadは全てがハードバルサ材使用で、ハンドメイドルアー作りには最適な材料です。
オリジナルルアー(バスルアー、ソルトウォータールアー、トラウトルアー)作りを行うので有れば試してみて下さい。
その良さに、素晴らしさに驚くはずです。
少し硬めのハードバルサ材での加工ですが、硬めと言っても、決して大掛かりな道具などは使いません。
切り出しナイフは主にすぎやひのきのハードウッド等を製作する時に使用し、黒刃のカッターナイフは、桐材やバルサ材などの比較的に柔らかい材料の時に使っております。
また在庫のバルサ材が1メートルと長いため、最初に丸ノコギリを使い次に電動式の糸ノコギリを使います。
私の場合は製作本数が多いからです。
大きさにも寄りますが、数な少ないプロトタイプを作る時など(1〜5本)は、手のこぎりで作ってしまいます。
その方が簡単で早いからです。
その他によく使う物として
“ 紙ヤスリ” “ 鉄ヤスリ ”
鉄ヤスリはルアー作りにたいへん多く使用する道具であり、大小の各種サイズを揃え使い分けを致します。
最初に使う荒削り用から中仕上げ用までと、約10本程をつねに使い分けます。
その他にリップを削り出す時などは、プラスチック専用の物や表面にダイヤモンドをコーティングした物など、必要に応じて使い分けします。
荒削り用は30番位から使用し、中仕上げ用に240番位まで良く使います。
また紙ヤスリは主に150番〜400番までを使用し、細かなライン出しやボディのサンディング用としても使用します。
バルサボディへの仕上げ用としても、とても良い仕上がりになるからです。
特に気を使うクチの周りや目の周りなどの作業にも使用し、エラ部分なども細かい細工用としての使用が非常に多く使い、いちばん目の細かい紙ヤスリ(400番以上)は、バルサボディ全体を滑らかにする際もこの紙ヤスリはとても重宝します。
特にバルサ材のような柔らかい材料は、最後に(角取り)をしておかないと後々の割れ等の原因になってしまうからです。
いくらハードバルサ材とはいえ、作業中にキズやへこみなども出来てしまう事が有りますが、そんな時でもハードバルサで作ってあると、一般的なバルサより硬質な材料で有るため、だいぶ助かります。
この様にハードバルサ材料でのルアーは、一連の作業で「カットから仕上げまでをスムーズに行え」無駄な時間を掛けずにルアーが作れると思います。
TAD推奨のハードバルサ材料
DAYでのルアーづくりの方から
インディーズビルダーさんまでを応援しております。
材料は個口でも《1本から、約40cm〜》購入できます。
ソルトルアー製作のインディーズルアービルダーさん大歓迎です。
また分からない事などが有るようでしたら、お問い合わせフォームまで お気軽にご連絡下さい。
きっと!貴方のお役に立ちます。
がんばろう!!!ジャパンハンドメイドルアー!!!
ルアー作りはハードバルサ材で
一般的な柔らかいバルサ材では
どうしても数十回程度のデッピングを行わなくてはなりません。
TADルアーで使用しているバルサ材は、“ ハードバルサ材 ” という名前の物で、一般的なバルサより、【硬めのバルサ材】です。
tadは全てのルアー、ソルトウォータールアー、バスルアー、トラウトルアーは、ハードバルサ材でも!最低で30回程はアンダーコートディッピング《下地処理》《セルロースクリア》を行っております。
一般的なバルサ材ですともう少し回数を重ねないと同じような品質にはなりません。
一般的なバルサ材ですともう少し回数を重ねないと同じような品質にはなりません。
ハードバルサ材を使ったtadルアー
製作の中では、幾つもの工程がありますが、中でもこのディッピング作業は見た目以上に、想像以上に時間が掛かる大切な作業です。
この工程にどれだけの時間を掛けたかで、後々《数年後》のルアーの耐久性や美しさ等に大きな差が出る とても大切な作業のひとつです。
下地づくりと言うモノは、何でもそうかもしれませんが、経験プラス根気がいる作業で、(まぁ コレで良いか!)と言う簡単で安易な判断が失敗となってしまいます。
「ヨシ!コレで良い」という判断がとても難しいところです。
私も頭をひねりながらの作業で、何度もおなじ作業を繰り返してもデッピングだけは気をつけなければならない作業です。
コレは天気やその日の気温、湿度などが大きく関係してくるからです。
柔らかいバルサのままや 完全に固まってい無いモノだと永くは持ちません。
少しでも硬い素材を使うか、表面を溶剤で無理やり硬くする事しか無いのです。
硬い素材のモノは質量があり重くなりがちです。
また溶剤で無理に硬めたモノも、ヒビや割れの大きな原因になりコチラもルアーとしては、今ひとつとなり 良い動きも出ません。
その点ハードバルサ材は、ある程度の硬さやしなやかさをかね揃えている ルアーの材料としてはとても良い材料です。
少しだけ加工に戸惑うかも知れませんが! その何倍もの優れたモノが出来上がるでしょう。
ではなぜ? ハードバルサ材をほかの方達が使わないのか?
答えは、ハードバルサ材の流通が余り無いからです。
私もこの辺りで本当に苦労しましたが、材料メーカーさんのお力で揃えることが出来ているのです。
もちろん私が持っている在庫量にも数に限りはありますが、これほど良い材料は、あまり無いと思いますので、ハンドメイドルアー作りを行うので有れば、
是非 tad推奨のハードバルサ材を一度使ってみて下さい。 きっとその素晴らしさに驚くはずです。
是非 tad推奨のハードバルサ材を一度使ってみて下さい。 きっとその素晴らしさに驚くはずです。
ハードバルサ材は、当店の通販にて!
bait.jp/ でご購入できます。
ルアーカラーはフィールドの【水の色】で選ぶべし
各湖や池の《水の色》ウォーターカラーを参考
TADは、どのように「ルアーカラーを使い分け」しているかです。
バス釣りは、自然の中のフィールドで行うルアーフィッシングだと思っております。
《一定の条件下では管理釣り場やエリアフィールドなども多くなって来ました。》
誰もがいちばん身近で簡単な釣りが体験できる事もバスルアーフィッシングだと思います。
この考え方やカラーリングに付いての見方は、これまでのバス釣り等で経験した選びかたであり、私し独自の意見で有り皆さんの参考になれば幸いです。
40年?10年?5年?去年?今年?この春から今日まで、幾度となく数々のフィールド《現場》を見てきたからこそカラーリングを考える事ができるワンポイントアドバイスです。
この見方はハンドメイドルアー作りをしているからこそルアーに対するカラーの見方が少し変わります。
*短くザックリの説明となります。
ルアーボディ メインカラー
水の色 フィールドのこと
状態 活動
天候 季節感
良い時期 アドバイスです。
フィールド別ルアーカラー
*シルバーボディ系
水の色 クリアウォーター
活動が鈍い時
晴天、晴れ オールシーリズタイプ
特に冬場
肌寒い日や水が落ち着いて普段よりクリアウォーター化している時などに出番が多くなりがちになります。
思い浮かべるルアーは、
*アイスメタルジグ系やバイブ系メタルジグです。
*ワカサギ系カラーだと思います。
気温が下がった時などは、シルバー系ルアーで、じっくりゆっくり攻めると良い釣果がでる事が多いカラーです。
使う時は、少し「待つ 」ことや「しんぼう」の釣りになります。
正直言って辛いのですが、
このカラーでアタックしてくる魚はハッキリ言って、《ビッグワン》の可能性がいちばん大きいのです。 がんばりましょう。
*ナチュラルカラー系ブラウン
水の色 クリア
活動している時
全天候型 オールシーズン
リザーバーで赤土などが多く露出しているような場所、がれ場で、特に枯れ葉などの堆積物が、絡みやすい場所
*ホワイト系
水の色 クリア
晴天、 晴れ
やや底活動時から
オールシーズン
何を投げでも魚の反応が無い時、ルアーのアクションを目視でき デッドスロー引きをしたい時に
《食わせのルアー等と言う人もいます。》
*クリア&ゴースト系
水の色 クリア
晴天、晴れ
底活動から 春から初夏
ホワイトベリー、ピンクベリー等が多く、お腹の線だけをアピールでき《極細》に見せる事ができる。
*極薄ピンク系
水の色 クリア
晴天、晴れ
活動してる時
オールシーズン
ピンク色だけの色より、サイド側にクリア系ブルーやグリーン等のアクセントが有り、魅せて食わせる系です。
*薄いブルー系サイダー色
水の色 クリア
全天候
活動が鈍い時
早春から夏過ぎ
若干のアオコ等が漂っている時や青空のなかに大きな雲が漂っている時などに
《空がスッキリとして水面に映るような時》
*クリアレッド系
水の色 マッディー
晴天や晴れ
活動している時
春から夏
多くの場合にザリガニ色と言うが、急な雨による濁り等がある時
*チャート系シルバータイガー
水の色 クリア
曇天や雨
活発に活動している時
早春から晩秋
アピールカラーでは有るが、背中のシルバーが目を引く、目立たない位のオレンジかピンクノーズがいい
*ナチュラル系グリーンカラー
水の色 クリア
活動している時
全天候型
オールシーズンタイプ
クリアだが、リアクションカラー系であり、単色よりベリーホワイトや薄いピンクベリー等の相性が良く、オーロラ系ラメ等も
***まだ書ききれませんが、この辺で!
どなたでも分かるように
参考は、クリアウォーターだから良い、悪いのでは無く私がルアー製作を行っている時に、(オーダーカラーリング)を頂いた時に、ひとつのアドバイス的なカラーリング提案している時のお話です。
オーナーさんからは、「このカラーとこのカラーの組み合わせはどうですか?」や「こんな感じの時に使いたいカラーが欲しい」 などの声を参考に、自身でもテストしたカラーリングからのご提案です。
カラーリングとは、 本当に奥が深いです。
もし機会があれば貴方も 是非 オリジナルカラーリングを作って見ては良いのでは ないのでしょうか。
またそのカラーリングを知人の方々に教えても楽しい釣りになると思います。
初心者は!ルアーを" カラーやスタイル" でOK
好きな色や形で選ぶこと
凄く短く、簡単に書きました。
基本的にバス釣り、ルアーフィッシングは楽しく釣るものだと考えております。
スタートからそんなに難しく考えなくても良い釣りだと思っております。
その大きな理由としてルアーと言う擬似餌の釣り方であり、初心者であろうと、何方でも参加でき初日から「魚を釣るチャンス」が有る「フィッシングスタイル」だからです。
例えば、糸を結ぶ箇所も1〜2程度で良い点や投げたルアーを巻き上げるリールについても、スピニングリールと言ういたってシンプルな道具だけでも良いと言う事です。
また ルアーの《形や色》なども可愛い形や派手な色、リアルな商品までと幅広く、手にしたルアーをその方の考えかたや思いなどですべて良いと言う事です。
例え其れで 釣れても!釣れなくても!フィッシングストーリーが出来上がるからです。
あ!コレ! いちばん最初に買ったルアーだ! このルアー釣れ…と言うストーリーが始まるからです。
あれこれ難しく考えることより、スタートする事が、ストーリー造りなどを大切にしたいからです。
その後、もう少しルアーフィッシングの事を勉強したあとでも、ルアーフィッシング本来の奥深さを知っても遅く無いからです。
では! 何からスタートすれば良いか? 良く聞かれる事です。
例えば「小学校低学年」の場合には、先ずはルアーを何にするか本人に決めさせます。
ハードルアーにするのか?ソフトルアーにするのか? で少し変わります。
ルアー基本は、2つだけです
ボディ形状とカラーを選びます。
*ハードルアー関係
小魚の形状
カラー 金黒系かチャート系,ワカサギ系かギルカラー系
形状は、何でも良いが、お腹のカラーを確認するピンクもしくは オレンジベリーを勧めます。
*ソフトルアー関係
小魚、ザリガニ形状
なるべく太くて丸い
カラー ブラック、レッド、チャート、スモーク、 ブラウン、ラメ入り
単色ではなくラメ入りやペッパー(黒い点)入りのモノをえらぶ。
ブラック、レッド系に関しては、表面がツルツル、ピカピカしたものを選びます。
この内容はあくまでアドバイスであり、これが良いと言う物でありません。
☆ハードルアー
直接縛ること、ルアーのリングに糸を縛ります。
交換する時に面倒くさいからと言って「スナップ」を使う事は避けた方が良いです。
ルアーが「必要以上に」大きく動いてしまう。 などが色々有る。
動かし方
必ず一定のスピードで巻く。
ゆっくりと2回巻く、少し早めに2回巻く 、コレを繰り返し行う。
☆ソフトルアー
おもりが大切「丸型オモリ」より「三角形オモリ」を選ぶ。 《バレットタイプ》
大きなオモリを「1つ付ける」より小さなオモリを「2〜3個付ける』
1個オモリの大きさや同じ位の重さにする。 《テキサスリグ》や《スプリット ショット》 と言う
リールで無駄に巻かない。
イメージとして、ルアーがジャンプする。
底に漂っていたルアーが、突然 ジャンプするイメージです。
“ 静と動 ” のイメージです。
このようにルアーフィッシングとは
ルアーの形選び、カラー選び、アクション選びなど色々と楽しいことが多いのです。
ルアーの動かし方が上手い人でも、今からルアーフィッシングを始める方でもこのあたりの差は無いと思うからです。
ただ一つ付け加えるとしたら上手い人は、リールの巻き上げるスピードが単に一定しており、ソフトルアー操作する時は、《静と動》がハッキリしております。
この操作、アクションの付けかたで、釣れる、釣れた、釣ったことの違いが出ます。
いくら上手い人であれ毎回あれこれ悩んでおり、またその答えを探し求めているのです。
答えは、これだけです。
楽しいルアーフィッシングを 是非 味わってください。
但し 現時点で釣り場
フィールドの条例、条件に寄りソフトルアー禁止や、釣り禁止、ルアーフィッシング禁止と様々な禁止事項が有ります。
釣りに行く際は各自治体での指導に従ってください。
釣り場を守る事とはもとより自然を大切にし、未来の子供達に残したいからです。
バズベイトペラカラーリングも " カギ "となる
バズベイトと言うルアー
バスフィッシングにおいてとても大切なルアーのひとつだと考えております。
尚! TADオリジナルのバズベイトルアーは有りません。
個人的に市販品の一部を改良、チュウニングなどを行っており、このチュウニングは私が勉強を兼ねての作業なのでご了承、ご参考になれば幸いです。
バズペラ改良カラーリング
プロペラのカラーにより、釣果に差が出やすい事が、あることも事実です。
私がペラカラーリングを行ってよかったカラーのご紹介です。
お勧めカラーリング
オールマイティーに使えそうなカラー
*シルバー系 ガンメタブラック
*ゴールド系 マッドイエロー
少しこだわると!
シルバー系ベース
- ガンメタ系
- ミラー系
- ブルーパープル
- レッドブラック
ゴールド系ベース
- マッド系イエロー
- ブラウン
- グリーン
- レッドブルー
一般的に出回っているカラーは、アルミ製シルバーカラーとアルミ製のゴールドメッキカラーがいちばん多いと思います。
なかにはプラスチック製品も有りますが、ここではアルミ製のことで《プロペラのカラーリングについて》水中でプロペラが回るっている状態を表した私なりの見方や考えかたです。
プロペラカラーリング
バズペラのカラーリングで良いカラーリングは、明るいノーマルカラーのシルバーとゴールドでこれはいちばんのベストセレクトです。
シルバー
クリアウォーターで普段バスが居るような場所、泡や水柱を立てながら小魚が逃げる回る際に跳ねなども演出できます。
コレは人間から見たカンタンな発想です。
コレは人間から見たカンタンな発想です。
ゴールド
朝夕の少し暗い時や《マッディウォーター》《濁りのステインウォーター》等に良く目立つカラーです。
と言う事が、基本になってしまいます。
では基本的とは? 問題とは? この明るいカラーと言うのが!ナニを対象にして明るいカラーと言うのかです。
水? 天気? ルアー? それとも…
そんなことを考えながらペラカラーリング作業をし幾つものテストを繰り返し、なかでも良かった事や少しだけわかった事があります。
*TADバズペラカラーは、(回転した内側)ハーフ塗装です。
フィールドによるカラーリング
リザーバー
*シルバーガンメタ系
*ゴールドグリーン系《チャート》
ビッグ リバー 《ボート》
*シルバーブラウン系、
シルバー パープル系
*ゴールドマッドイエロー
ゴールドグリーン
ミディアム リバー 《ショア》
*シルバー ミラー系
シルバー ブルー系
ゴールド マッド系グリーン
*ゴールド マッドイエロー
ゴールド オレンジカッパー
野池など
*シルバー ブラウン系
シルバー パープルレッド
ゴールド ミラー系
ゴールド マッドイエロー
*ゴールド グリーン系
ミディアム レイク
シルバー ミラー
*シルバー マッドイエロー
シルバー マッドブラウン
ゴールド ミラー
*ゴールド マッドグリーン
ゴールド グリーン
*ゴールド オレンジカッパー
ビッグレイク
シルバー スーパーミラー
*シルバー ガンメタ系
*シルバー マッドイエロー
*シルバー マッドブルー
シルバー レッド
ゴールド マッドグリーン
ゴールド スーパーミラー
*ゴールド ブラウン
*ゴールド オレンジカッパー
*は特に私のお気に入りカラー
簡単カラーリング
それは、百円ショップのマジックペンで塗るやり方で、何となくいつもと違うもう少しアピールが欲しい時などに使え、
また《水性タイプ》を使えば小中学生さんでも楽しめます。
また《水性タイプ》を使えば小中学生さんでも楽しめます。
カラーリングも大切なファクターです。
固定観念、思い込みを無くし自分の発想力で楽しいフィッシングスタイル、ライフを見つけて下さい。