トラウトルアー
トラウト釣りのルアー
TADのトラウトルアーは二種類
TAD オリジナルミノー
TAD ダガーミノー
尚!ご紹介している画像全てが、プロトタイプ品のためキズなどがあります。
2つのスタイルの違い
TADオリジナル
全体的に丸形のスタイルです。
大きな丸形ヘッドが特長的です。
TADダガーミノー
ラットヘッドと角形ボディが特長
6角形ボディ「ヘキサゴン」系
オリジナルミノーやダガーミノーの製作の様子や個々の使用などに関する事がらは、以前のブログ記事に書いてありますので宜しければそちらをご覧ください。
また これからも時おり書きますので、よろしくお願いします。
TADトラウトルアー
主にビッグレークやリバーで多く使用する事を前提としたサイズを「130mm〜170mm」として製作しております。
このルアーサイズで大切にしている事は、
「いかに楽しくゲーム展開をするか」と言う事を考えての製作です。
それは、無闇に魚をイジメるような釣り方はしない、「ターゲットの魚のサイズにあったルアーサイズを決める」ことなどがあり、この思いは、
『自然と魚を大切にする』と言うことと繋がっております。
この事が、TADルアーのサイズやカラーリングにも大きく関わります。
リアルカラーが良いのか、びっくりするほど派手なカラーが良いのか、迷っていた頃もありましたが、ルアーという擬似餌を作っていると、
「リアルでありながも派手なカラーリング」と考え、
『止まっている魚のカラーリングにせず、動いている時の魚のカラーリング』にしたいと今でも、常に模索しております。
この考えは、リアルなカラーリングのルアーにも、
ある一定の思いが強くあり、とくにトラウトという魚には、ルアーを始めたキッカケの魚だったという事もあり、私のルアー製作やフィッシングスタイルの大切な位置づけとしております。
ルアースタイルの基本
ルアーを始めた頃、いちばん大切にしていた事が、
木製品ルアー「擬似餌」で釣る事で、とくに
「小魚をイミテートした物」「リアルなカラーリングだけ」を使っていたということです。
私は、特にワカサギやベイトシルバー、ヤマメ、イワナなどのカラーリングを好んで使っていました。
他に黒銀などの地味なカラーリングも「メーカー名は忘れました。」が良く使っていました。
私が特に好きなカラーリングは、なんといっても
(ワカサギカラー)で、いちばん多く所有し、使用していたカラーです。
初めて行く池や湖でも、必ずワカサギカラーを使っていました。
でもほんとうは、メーカーオリジナルのワカサギカラーではなく、ブラックシルバー系のルアーに紫色を少したした「自分だけのワカサギカラー」として投げていた思い出があります。
ルアーにこだわる
こんな事を日々繰り返し行っていると、友達からは
〈釣れない色より、釣れる色に変えろよ、釣りにきているんだからさぁ〉と何度も言われた記憶があります。
それでも(意地を張っていた)私ですから、
カラーリングには異常なほどこだわり、派手なカラーのモノは使わないと無駄に決めており(イエロー、オレンジ、ピンク、チャートなど)目立つカラーはリアクションだと「無駄にこだわる釣り方」をしていた頃です。
あの頃を、いま振り変えると
「凄く勉強になったとき」でもあり、
今の自分がいるのだと思います。
尚!ご紹介している画像全てが、プロトタイプ品のためキズなどがあります。
ルアーの難しさや知識や心構えも
このときの1匹のトラウトを釣る為に、
「ルアー釣りに必要な知識や心構え」などと、また自然を大切にする事も同様に考え、
「魚に対してどう向き合うか」などを自然と考えるようになりました。
自分が持っている(ルアーの構造のことや付属品)の事(ノット、リップ、リング、針)も合わせて調べる様になりました。
ただこの頃は、今のように情報量があまり無かった時でしたので、釣り具屋さんやその場に居合わせた釣り人に教わったり、ときには必要以上に聞きかえし、情報がないなかでも、「釣りに対し魚に対し」いろいろ教わりました。
もちろんルアーのカラーリングの良し悪しやボディサイズなど、いろいろと教えて貰いました。
『当然ですが、今の自分がハンドメイドルアー製作』が出来る事のひとつが、この頃だったと思います。
欲しかったトラウトルアー
この頃のトラウトルアーといえば「金属製のスプーンやスピナー」などが全盛期だった事もあり、当時、私が通っていた一般的な釣具屋さんでは、木製のルアーといっても1年間で10社ほど「ラパラなどの海外メーカーが多いとき」でした。
その他のルアーメーカーといえば、多くのモノがヘドン社で、トラウト用ルアーになるとタスマニアンデビルの人気が凄く、サイズやカラーが大半を締めていたように記憶しております。
国内のルアーメーカーもあったと思いますが、他の物に目を止める余裕もあまり無かったと思います。
この頃の財力では限界がありましたから…
TADルアースタイル
ほんとうに、いろんなメーカーのルアーを使ってきましたが、1人の人間が使える物には「限界が有りますが…」 カッコ良く言えば「高級車1台分は使った。」とか「家1軒ぶんは、ルアーにつぎ込んだ」などと言えるかもしれませんけど…
まぁ そんな事は、どうでも良いお話しですね…
私がTADルアーに込める事は「誰でも楽しくルアー釣りを初めて欲しい」ことと、例え其れがビッグルアーや派手なカラーリングであったとしても『ルアーで釣れたんだ』と言う事を味わい、楽しんで欲しいからです。
そこでもう一度TADルアーのカラーリングを
(ぼ〜っと)見てください。
何となくサカナに見えてきませんか?
ルアーが動いているサカナに見えた時、
真のルアー好きになります。
私がルアーを見るとそう見えるように…
このブログを読んでいる貴方には、
シッカリ見えるはずです。
私が、断言します。
最後になりますが、カッコ良く言えば、
『昨今のフィールド状況を考え、自然に帰りやすい
ウッド製品のルアーを少しでも多く使ってください。』
(偉大なルアーフィッシャーマンの姿であり、
ビッグフィッシュに会える方の道)だと私は思います。
リップレスミノーはリップルベイト
リップレスミノーとは
リップレスミノーは、名前からなんとなく分かるように「リップが無いやリップが付かない」
ミノー系ルアーです。
呼び方などは、米国や英国などでも違いが有るようですが…。 この辺で。
リップレスミノー リップルベイト
TADのリップルとは、一般的に言うとリップレスのトップウォーター系のミノーと言うカテゴリーになります。
リップレスミノーと言うと、昨今 あまり耳にしなくなったルアーの種類やカテゴリー品だと思いますが、少し呼び方が変化した物では、『バイブやブゥァイブレーション』と言うと伝わりやすいと思います。
厳密に言うと…リップレスミノーとバイブやブゥァイブレーションは全く(別もの)となりますが、
言葉が変化するように、今の時代にあった呼び方をすれば『レスミー」と言うとことですかねぇ~
時々このように呼ばれています…
基本設定では、フローティング設定のリップルですが、フルオーダー品に限り「スローシンキングやスーパーシンキング」使用もあります。
ファーストキャスト後からリップルの浮き方や動き方が始まります。
水面に浮いている状態で「ボディの約70%以上」が水中にあり、ボディ全体がゆらゆらとして魚を引きつけることができ、この状態を(デッドベイト状態やデッドスティッキング)と呼びこの時間「間」がルアー釣りに「非常に大切な時間」だと思っています。
またロッドアクションやリールを巻き始めると、
水面直下「約15cmから20 cmほど」を左右、上下に動きながら泳いで来ます。
このアクションは基本系であり、個々のアングラー次第で次々と変化します。
リップルベイトシリーズ
バス、トラウト用とショア、オフショア用とあり、『フレッシュ用とソルト用の2種類』となりますが、 その他にフルオーダー品を入れるとその数が多くなり、AとBの2種類の説明とします。
また、現時点で15cmと17cmだけで、重さ(ウエイト)により変わります。
タイプ A 150mm 31〜35g
タイプ B 170mm 37〜43g
基本の設定
スーパーフローティング SPF
スローフローティング SF
限定フルオーダー品
スローシンキング 37g〜 FSS
MAXシンキング 45g〜 MSS
リップルベイトテストとスタイル
タイプ A 150mm 31〜35g
ターゲットフィッシュ
『ビッグレークやリバートラウト』に使えます。
もちろんバスにもね!
タイプ B 170mm 37〜43g
ベイシーバスやショアからのシーラなど
またオフショアで青物等も使えます。
フレッシュ用とソルト用共に「簡単な浮き方テスト」は、全て工房で行います。
例えばソルト用では「塩分濃度」の関係性がありますが、この段階で私には『必要が無い』と考えているからです。
これは私が「数多く製作してきた経験」からで、
一般の方にはお勧めしておりません。
《水道水と海水での比重や浮力》が変わるからです。
そのため工房でのテストは、細軸系の針を装着した状態でテストをします。
細軸を使う理由として、多くの方から、細軸のモノの方が「刺さりも良く、今の流行り」だと言う希望があるからです。
もちろん「通常の太さの物や太軸の物」でもこのテストは済ませておりますので、安心して装着、ご使用できます。
ルアーテスト使用品
: 付属品リング
一般的なOリングや楕円形「2番から7番まで」の物を使い分けします。
: ソルト用リーダー約1M
「12lbから最大30lb」フロロカーボン製を使い分けします。
: メインライン
ナイロンとPEを使い分けて使用しており
「フィールドテストにて約10M先」のルアーを確認します。
この時、ルアーの静止状態や浮き方姿勢なども確認し、波や風でも「ゆらゆらと自然に揺れる」
設定を確認します。
*フィールドの確認作業など数多くありますので、
ルアーテストの内容はまた書きます。
リップルベイトのアクション
サラシや白波へのアプローチ後に
ほんの少しの時間『間』をルアーに与えてください。
デッドベイト的な「何もしない」時間でもルアーは、フローティングモデルでアピールできます。
その後、ロッドアクションとリーリングにより、
波の中へとダイブ「15cmから20cmほど」潜らせ【左右、上下】にアクションを付けます。
このアクションは『ルアーに任せる』ことをお勧めします。
最初は、スーパーハイフローティングのため、
引いた時に軽く感じますが、すぐにタイミングが取れると思います。
少々の練習やナレが必要だと思いますが、この
『引いた時の軽く感じること』が大切だと考えており、ライン「糸」から伝わる「微かな変化」が大切で、これはラインの変化で、アングラーに伝わり「ルアーを丸呑み」するような
警戒心の強いビッグフィッシュでも
「違和感なくバイトに持ち込めます。」
決して諦めずに力強いキャストと優しいリトリーブを繰り返してください。
きっと! たぶん!良い釣果にビッグワンに巡り合えるでしょう。
今回も最後までお付き合いありがとうございました。
ルアーテストカラータイプ
プロトカラータイプ
今回は、現在販売されているTADルアープロトタイプと通常販売品の違いについてのお話しで、
TADルアーのすべてに当てはまる事としてご理解ください。
バス用の2つを例に
2019年度の新作として同時期に発売した「ガボス」と「ハートシェード」バス用トップウォーターで、
この2つのシリーズ名として考えたのが《 プリムプベリーベイト》です。
プリムプとは
『ぽっちゃりで太っちょな』お腹が出ていると言う意味です。
もしかしたらプリムプは、略語や隠語にあたる言葉かもしれませんが、私が知人達にイメージを伝えたところ、この名前がイチバン近いと言う事で、
「プリムプシーリズ」にいたしました。
プリムプシーリズ
ガボスベイト
Material ....... ハードバルサ材
Length ....... 80mm×23mm
Weight ....... 13g フック無し
Action ....... スイム&ポッパー
Type ....... トップウォーター
基本的スタイル
80×23mmのファットなフォルムで、
大きな口を開けたような姿です。
エラ部分を大きくし、エラ下に大きな凹み部分も作りました。
ボディ全体をホワイト、レッドブルーパールなどの塗装で仕上げ、曇りや雨の日でもアピールします。
☆特注ナイトシーバス用も有ります。
ハートシェードベイト
Material ....... ハードバルサ材
Length ....... 90mm×20mm
Weight ....... 13g フック無し
Action ....... スイム&ペンシル
Type ....... トップウォーター
基本的スタイル
三角ヘッドと大きくはり出したエラが特長的で、
2つを組み合わせた事で、水面にハート形の影ができます。
ヘッドとボディの中間に大胆な凹み部分を作り、
ノーズ下のレッドとベリー部分のホワイト、ピンク、ブルーパールなどの塗装で、曇り空の日や雨の日でもアピールします。
各プリムプシリーズは、これからも種類を増やしていく予定です。
プロトタイプ作りは10個から
一般的にフィールドでプロトタイプを見たり聞いたりすると、まだ出来上がっていないモノか? 粗悪なモノか?と考えるかもしれませんが、TADのフィールドテストプロトタイプは、95%以上出来あがった物で、
カラーリングテストタイプとして、少なくても5個程は作ります。
完成までに8〜10個ほど作り、浮き方など
簡単なテストは、工房の水槽で済ませており、
フィールドテスト用として5個を使用しますが、
残りの納得できない物は世の中に出ず、
全て処分してしまいます。
その為、テストプロト用と販売されている商品は全てが合格品ですので、ご安心してご購入できます。
フィールドテストの回数
最初のファーストテストは、基本私一人だけで行う事が多く、どうしても仕上がりまでに多くの時間が掛かってしまいますが、これも皆さんにご理解、ご協力をお願いしております。
95%でフィールドにのそむ100%出来上がった物は使わず、95%位の物を使います。
それは、残りの5%位はフィールドテストでしか
答えが出せない作業に入るからです。
たった一人て10回以上のテスト
フィールドでキャストする時には、キャスト時の
『姿勢や水面への落下状態、浮き上がるまでの時間、
カラーリングによる視認性などを確認し、その後も数多くの(最低10回ほど)テストを繰り返した後に、初めて本格的な製作段階に(お披露目)なるルアーとなります。
プロトタイプルアー販売
カラーリングテスト用が多く(動きが悪い、粗悪な物)などでは、一切ありませんのでご安心ください。
オーダーのカラーリングや新作のカラーテスト商品で、基本的には、私個人の物なので、ご安心してご購入をご検討ください。
もし貴方がこのプロトタイプを目にしたならば、
それはひとつのチャンスかもしれません。
プロトタイプの販売品は、多くても1個か2個が限界と言うことです。
宜しければお手元に、良き相棒にしてあげてください。
是非 コチラの件もご検討いただければ幸いです。
修理、リペイント等
購入後1年以上経過した物や1シーズン経過した物に関して《修理、リペイント等》は 無料ですが、送料の一部をご負担いただく場合が有ります。
詳しくは、ご購入後、商品と共に別紙にてお送りいたします。
ルアーをやっていると必ず考えること
日々ルアー釣りをやっていると、自分も作ってみようかなぁ、手持ちのルアーに傷が入ったから、ナオシテみようかなぁとお考えの方も多いのではないのでしょうか
もし考えているのでしたら、直ちに行動してみてください。
その考え方が、新たな「釣り道」ルアーフィッシングのステップアップの時かもしれません。
いつでもご相談してください。
TADはきっと 貴方のお力になれると思います。
私もまだ知らない事が多いと思いますが一緒に調べ、一緒に確かめてみましょう。
TADは25年間大きなスタイルの変更なし
TADルアー全てが、同じ考え方で企画、設計、製作、カラーリングなどをしております。
そのコダワリが、TADルアーそのものなのかもしれません。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
TADは前向きにチャレンジする人を応援します。
良い釣りを楽しんでください。
人気になるルアーカラー
特別なカラーリングはシグナル
今回ご紹介する「シグナル」と言うカラーリングは、ほぼ全てのルアーに採用できます。
(大小のミノー、ジャークベイト、シャッド、フロッグ、トップウォーター、ペンシル、ポッパー、ビッグベイトまでと対応可能なカラーリングです。)
画像やイラストを載せておりません。
貴方の想像力を失ってしまう可能性があると判断いたしました。
(百聞は一見にしかず)と言う事もありますが、
何度も読み返しご自身の経験や想像力でお願いします。
カラーと他のチカラでアピール
お腹や背中の綺麗なカラーリングは見落とされていますが、とても重要でひとつのメソッドである事に気づかされます。
ターゲットがルアーを後ろから追いかけて来たときに「明と暗」「光と影」を作り、ルアーの
存在や位置をターゲットに伝える役目があります。
ルアーフィッシングには、「静と動」や「波と泡」と言う考え方もルアーを製作する中に多く取り入れないといけません。
それは、軽く引いた時や止まった時でも、しっかりとターゲットにアピールできる事やアピールする事を考えて、製作やカラーリングをする事です。
ルアーには他の力も加わり
《水の振動や波紋、泡や波など》ターゲットを引き寄せる大きなチカラとして存在します。
TADルアーには、このチカラもお借りして、よりターゲットにアピールするように日々考え、ルアー製作をしております。
日々、ルアー作りをやっていると
オリジナルのカラーリングオーダーもいただきます。
その際にご依頼主の方のお話を聞いていると、
その方が上級者で経験豊富な玄人だと分かります。
依頼主様のご希望を聞くと、製作の段階では問題無く作れることを改めて確認できます。
また 私の経験からや他のアングラーさんのお話しなどもプラスしご依頼主様の考えかたを重視しながら
オンリーワンのカラーリングに仕上げるように努力しております。
違和感の無いカラーに仕上げる
TADはカラーにパール系などを多く取り入れております。
このパール系などを使うと言う事は、ハンドメイドルアーということもあり、少し高級感を出すためと、
多くの方にパール系の良さを伝えたいからです。
プラルアーのリペイントでも
このパール系の使い方は変わらず、
TADのベース的な作業です。
ルアーとして「ターゲットに対しても違和感が決して無い」カラーリングだと思っているからです。
カラーリングは個性です
一般的にレモンイエローやチャートリュース等が存在するようにTADにも少し変わったカラーが有ります。
それは、ルアーのお腹側のカラーリングに少しだけカラーをプラスすると言う考え方で、
《シグナル、signal 》と名付け この先、人気のカラーリングになりそうです。
one third colouring…をテーマに
2019年後半〜 2022年の現在、まだTADのハンドメイドだけだと思いますが『ワンサードカラー』前部分、中部分、後部分をタテにカラーリングするのでは無く『横方向にカラーリングする事です。』
画像やイラストを載せておりません。
ワンサードカラーリングとは
お腹側を3ブンカツにカラーリングした
『独自のカラーリング』で、このようなカラーリングオーダーも多くなっております。
ワンサードカラーの塗り方
ノーズからベリー前辺り『ピンク』4割
ベリー辺りは少し 『ホワイト』2割
テール側は『ブルー』4割など
カラーが重なる部分は、少しボカシをいれるイメージです。
「シグナル」と名付けたカラーリング
各地域のアングラーさんから、ご意見、ご感想、釣果などお聞きしております。
また カラーの組み合わせも、数十種類と豊富にでき、個々のカラーリングにも素早く対応が可能と言う事です。
シグナルカラーリングの特長
ルアーのカラーリングを魚に
(見せる事で、魅せるようなルアーアクション)をする事で今まで以上に楽しくなると言う事と、良い結果に繋がると言うことです。
ルアーフィッシングは、『擬似餌』のカラーリング変更で釣果を上げられる事だとも考えております。
ルアーペイントをもっと楽しく
オリジナルのカラーリング作りは、
貴方の想像したカラーをほんの少し加えるだけで、
《釣れた魚から釣った魚になります》
好きなカラーを選ぶだけです。
多くの色をペイントすると、かえって逆効果になります。
絵柄は少し控えめにした方が良い釣果になります。
『一本の線を描くか、三本線で充分です。』
塗りすぎや描き過ぎると『釣果が下がる傾向があります』これはカラーリングテストでの結果です。
簡単なカラーリングテストのやり方は
水性ポスターカラーのカラーリングテストでは、
毎回やっているやり方です。
フィールドで少し調整が必要なときやドット柄などを描き入れたい時依頼されたカラーリングやカラーイメージをだしたい時などです。
貴方もフィールドで試してみてください。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、良い釣りを楽しんでください。
全てにおいて前向きにチャレンジする人を応援しております。
ルアーのカラーを少し変えるだけで
特別なカラーリングに
一般的に『ベリー部分、お腹のカラーリング』は見落とされますが、長くルアーフィッシングに携わっているとベリーのカラーリングが、とても重要である事に気づかされます。
ルアー作りをやっていると、オリジナルのカラーリングオーダーをいただいた段階で、《ベリーやバッグ、上部下部、上面底面などと色々と表現するが》上下のカラーリングを大切にする方はかなりの上級者、玄人であるとお見受けする事が多々あります。
こだわる方は、ベリー部のカラーリング
『一本の線のようにできるだけ細くしてください。』というオーダーでその多くが、ベリーサイドのカラーリングを「フィールドの状態や現場で少し変更したいやその場で変更するから」と言うことです。
もちろん私も良くやっている事ですから、何の問題も無く請け負っていますしプラスのアドバイスなどもしております。
ただこのやり方は、お客さまにとって本当に正解なのか?
本当は、「私の仕事じゃないか」と思う時もありますがこれも流行りのひとつなのでしょうかね。
ベリーカラーで差をつけろ
いちばん多く採用されているカラー
なんと言っても「ホワイトカラー」で、これは一般の方でも『魚』を簡単にイメージすることができ、
魚のお腹と言えばホワイトカラーとなる訳です。
いくら高価なルアーであっても多くの物がこのカラーリングがベースとなり、購入者側も身近に感じ「違和感の無い」カラーリングだからです。
また身近な魚屋さんで魚を選ぶ時も、なるべく「お腹が白い魚を」綺麗な魚を無意識に選ぶのに、何故か??
「ルアーとなると」お腹のカラーは気にせずに
「派手な物」を選んでいる事も事実です。
私は、子供の頃からルアーフィッシングが好きで、本当にいろんなメーカーの物『国内、海外製品』を使いました。
ある時ふと年配の方から(今日のヒットルアーは)
『黒金、オレンジベリー》の反応が良く、
『赤金、ホワイトベリー》には、反応が良くなかった。
『黒金、オレンジベリー》の反応が良く、
『赤金、ホワイトベリー》には、反応が良くなかった。
このお話しから、若き頃の私は素直にそれと似たようなルアーを購入し、フィールドに着くと何日も其れだけを繰り返し投げていた時が有りました。
もちろん、色をコロコロと変えていたので偶然にも何匹もの魚を手にすることが出来ましたが、其れと同時期に、ひかり輝く、凄く綺麗なホワイトベリーのハンドメイドルアーを目にしました。
その時の魚が驚くほど巨大であったことも記憶に残っております。
ただ残念な事にそのルアーのメーカーすらわかりませんでしたし、今考えてみれば、その方のオリジナルルアーだったかもしれませ。
この頃からルアーカラーに対し、様々な疑問が出てくるようになった時期でもあり、
ルアーの『ベリー部分』のカラーチェンジばかりを気にしておりました。
作ったホワイトベースカラーは、
- ホワイトに少量のイエロー
- ホワイトに少量のブラウン
- ホワイトに少量のブルー
- ホワイトに少量のグリーン
少し変わったカラーは、
- パープル
- レモンイエロー
- バブルガム、
- ペパーミントなど10色ほど作った覚えがあります。
この時は市販のプラルアーにプラモデル用の塗料を筆を使ってのカラーリングで、現在のようにエアーブラシなどは持っていないので、《95%が筆塗り》仕上げの時だけは、クリアの缶スプレーを使っておりました。
各カラーは、シンナーで薄めてからホワイトに足すやり方の塗装ですから『キレイな仕上がり』とはほど遠い物で、いま思えば「よくあんな塗装で」「良くぞ釣れてくれたなぁ」と魚に感謝しかありません。
あの時代に楽しくやっていなければ、今のカラーリングもルアー作りさえやっていなかったかもしれません。
ましてルアーのベリー部分だけに、少しちがったカラーリングをしようなどとも思わなかったでしょう。
TADの主なベリーカラーリング
- パールホワイト&パールブルー
- pホワイト&パールピンク
- Pホワイト&パールイエロー
- Pホワイト&パールゴールド
- Pホワイトオーロラミラー
- などまだまだ数多く存在します。
先人達が築いたカラーは今も最高
もちろん昔ながらのホワイトベリーや今 人気の各パールホワイトベリーなど、今まで定番であった黒金レッドや赤金オレンジ、グリーンチャートだけではなく、いろいろと試す事もルアーフィッシングの楽しみで
先人達がなぜ金黒や赤金と言うカラーリングを作り出したのかも少しだけ分ると思います。
ここ数年、河川の地形や水質が、「気象、天候」日々激しく変わる事が多く、昨年までは良かった水質が『ガラリと変わり』以前では、《晴天が続くだろうなぁ》と思っていても、ほんの数時間で悪天候に変わる事も多くなってきております。
試作カラーの作り方
1 水性塗料
水生なのである程度時間が経過すると自然とカラーが落ちる。
また気付いたときに他のカラーも試せる
2 油性塗料を薄めて
プラルアーとの相性が良いため、比較的長く『6ヶ月ほど』は持ちます。
また大きな利点として薄めて使用できるため、ベースのホワイトやシルバーを完全に消さないようにする事もできる。
3 ポスターカラー
カラーリングテストでは、いちばん良く使っているやり方です。
フィールドで調整が必要なときや『オーナーの意見』 を聞いた時にその場で修正ができる。
カラー調整ができ、オーナーもイメージしやすい物に仕上げられる。
ルアーペイントを楽しもう
ルアーという擬似餌は、まだまだ無限大に広がります。
貴方の想像したカラーをほんの少し加えるだけで、
《釣れた魚から釣った魚》になります。
お勧めは、簡単なベリーのカラーリングから始める事が出来ます。
『一本の線を描くだけで』
貴方が『良い』と思うカラーリングを試してはいかがでしょうか。
良く使うソフトルアーのカラーを再現しても楽しいと思います。
⁑カラーリング変更に関しましては自己責任でお試しください。
⁑プラルアーのタダレ、チヂミ、クラックなどか生じても自己責任でお願いします。
⁑本内容に関して詳しくお聞きになりたい方は、ご質問ください。
なお!メールやTELでのお問い合わせは、ご遠慮下さい。
ルアー用材はお任せください。
2021年も残すところ数時間となり、気が付けば一年が終わろうとしております。
この一年は、実店舗一時閉店を決め、2000年頃から集め貯めていたルアー製作用、各種銘木材の片付けや切り出しなどをメインに動き回っておりました。
昨今では、この材料が『ウッドショック』の影響もあり、とても高価な材料も含まれ、数年前のような価格帯での購入、ルアー製作材料としは、不可能な品物も多くあります。
まぁ、私の年齢から考えれば、今の量で充分、十分な量だと思いますのでご安心ください。
皆さんには、新ルアー製作や修理など何かとご迷惑をお掛けしておりますが、もうしばらくお待ちください。
2022もザベイトファクトリー&TADルアープロダクトをよろしくお願いします。
くれぐれもご自愛ください。
I wish you a good year in 2022.
Thank you
天然秋田杉材の素晴らしさ
各種銘木材をルアー製作用材
各種銘木材をルアー製作用材料として使用している
TADルアーファクトリーですから、天然の秋田すぎ『天杉』
もオリジナルルアーに加工、製作しております。
天然秋田すぎ
天然秋田杉は、【年輪の幅がそろい】木目が細かく
美しい柾目を利用した高級内装材、天井板等に多く使用されております。
また「桶・樽」などの原材料でも多く使用され、
秋田県の伝統工芸品や素材『木材』だけでも観賞用としても優れた銘木とされております。
秋田すぎには材料の銘として「天杉」「官木」などとも呼ばれており、板材や角材などで「赤」「白」「源平」という等級があり、中でも【赤】で『節』の無い
【無節材】、「四面無節」が最上級品と扱われ全ての面に節の無い材料は、最も上の等級として扱われます。
天然の秋田すぎで作る「曲げわっぱ」は、作る職人たちが、樹齢200年を越える天然(天杉)を使用して製作し、
『曲げたときに折れない』ものを作りだしております。
そのため【樹齢50年程のスギ材】では、
伝統工芸品の「曲げわっぱ」などには使用せず、
天然秋田すぎの最高級木材だけを使用すると言う事になります。
曲げわっぱの技術はもちろんですが、
材料の天然秋田すぎも代々とても大切に扱われております。
身近で代表的なもの
ご存じな方も多いと思いますが、
『桶』おけにする杉も同様で、『樹齢数百年』の杉材が使われており、特に酒や醤油、お酢などの発酵文化を支えております。
酒、味噌や醤油は日本を代表する「発酵食品」を作るのに欠かせない木材である事も忘れてはいけません。
すぎの精油分には殺菌効果があり、食品を腐敗させないのに発酵は促進する、このことは古くから知られている事で、
「殺蟲剤はおろか、防カビ処理すらしない」無垢の物が醤油造りには欠かせない材料でもあるわけです。
すぎの殺菌効果は一般食品にも欠かせないもので、かつては食品を運ぶ「経木」もすぎを使っており、皆さんが良く知っている【かまぼこの板】にもすぎが使われております。
ただし! これはきちんと管理をしていた自然乾燥材や
低溫乾燥した物だけであり、いちばん大切なことは
『天日乾燥を繰り返した天然杉だけ』を使用した材料でけのお話です。
まるでプラスチックのように
一般的な効率重視で流通しているスギ材に、その効果は少なく、あまり無い。
普通に購入したスギではその効果は無い。
また一般的に流通しているスギ材料は、乾燥をできるだけ早く、徹底的にするために120℃もの高温で乾燥させるため、乾燥炉の中に入るとその下には【スギから出た精油分】が
タール状になって落ちている。
すぎ材の精油分がなくなると、【殺菌効果】も【発酵促進】させる効果も期待できなくなってしまいます。
これではスギ材を使う事の「最大のメリット」が失われてしまう事に、、
そうなるとスギ材はまるで「プラスチックの代替品」のような扱いになっているように思います。
*樹齢55年以上はすべて伐採へと言うこと!
「拡大造林計画」や「森林経営管理法」に
無理があるのでは? コチラの拡大造林計画や森林経営管理法の内容に興味があるかたは調べてみてください。
天然杉のA材や超A材を
『曲げわっぱ150年の森』『天然秋田杉の森』などは無くなってしまいます。
樹齢を長くし、『天然の秋田すぎ』A材や超A材を増やすこと、ほんの少しでも後輩たちに高級な木材生産を中心とした「森林経営」や『木材産業、材木店』はできないのか?
少し悩んでしまいます。
ルアーとしての材料
繰り返しになりますが、天然秋田杉のルアーの特徴は、
なんと言ってもその木目の綺麗さですし、
天然秋田杉ならではの『透き通るほど真っ直ぐな杢目』他の材料には無い『軽さ』『浮力』で、ほかの銘木とは、またひとあじ違う『大胆な杢目』などで、、。
ここから先は、また製作した時に、なるべくわかりやすく
書いて行こうと思います。
書いて行こうと思います。
現在、天然秋田杉は
高価な材料ということは間違い無いのですが、皆さんがほんの少しだけ【木】【銘木】に目を向けて頂ければ、国内材の本当の良さに気がつくことでしょう。
またハンドメイドルアーを使うと言うことは、
『最も自然に優しいルアーフィッシング』だと言う事にも気付く事でしょう。
TADルアーファクトリーは、国産材木や銘木にこだわり、
ルアーオーナー様をはじめ、ルアーフィッシングを愛する方々に、各種銘木材でルアーを製作し、
楽しんで頂こうと取り組んでおります。
天然秋田杉のルアーを是非手にしてみては 如何でしょうか。
ちょっとだけ!意味深な!
今回の内容が伝われば幸いです。
ラインアイ付近で切れるはず
魚を愛するすべてのフィッシャーマンへ
昨今の社会的事情やルアーフィッシングの事を考えるてみると、、
決して以前のような良いフィッシングスタイルでは無いと感じており、少し寂しくも思います。
先日の事ですが、東京近郊の河口へとルアーテストに出向いた時の出来事です。
またもや悲しくなる現状を目にしてしまいました。
なぜこんなに極太の糸が!
またなぜ?こんな所に!ゴロタ石の隙間に『太めのラインを発見』直ぐに回収に取り掛かりましたが、
その先には、某メーカーのジグとソフトベイトが付いたままでびっくり!
こんな場所なのになぜ? 回収して持ち帰らなかったのか? 私には分かりませんでした。
数百メートル程はなれた場所でも! またラインを発見! またもや極太ラインでした。
ラインを8〜10Mほど引き寄せてみると、今度はプラ製のハードルアーが付いたまま!!
またびっくり!よく見るとルアー本体はまだ綺麗、針先も鋭い状態でした。
この事は、『根がかり等』仕方ない事かも知れませんが、もう少しだけ頑張れば、きっと回収できたはずです。
もちろんこのような事は、最近いろんな所で、『ラインがとても長く残っている状態で回収する事』凄く多くなっているように感じます。
ルアーフィッシングをやっていると、どうしても根がかりはしますが!!!
なるべくラインを『長く残さないように』その場で考えたいものです。
いちばんベストな事は
フロント、ラインアイから5cm以内で切って欲しいものです。
普通のルアーライン『8~14ポンド位まで』少し頑張れば絶対にラインアイ付近で切れるはずです。
まぁ、コレもひとつの練習だと考えれば楽しい練習になります。
ラインの選択はだれ!
今回のラインは約16ポンド程あり、ハードルアーに付いていたラインなどは『25ポンド以上』ありそうでした。
先ずは何故?こんなに極太ラインを使っていたのか、私にはまったく分かりません。
ルアーを見るかぎりターゲットフィッシュはシーバス狙いだったと思えますし、こんな極太ラインを勧めた、友人? 知人? まさか釣具店?こんな無駄な事までも考えてしまいます。
『このラインとルアーは、私が責任を持って持ち帰り適切に処分しておきました。
今回は全てがルアー系のゴミでしたが、この事はルアーフィッシングだけの事ではなく、釣り全般に言える事であり、大切な自然環境の事や水鳥などの事も考えなくてはなりません。
全ての釣りに言える事で有り、決してルアーフィッシングだけの事では無いと私は思います。
なぜ!?リリースやめろ!!??
最近フィールドに入った時やフィールドから出ようとした時に、他の釣り人から、
バスフィッシングをやっている人は、『バスをリリースするな!」とか 「バスが釣れたら必ず始末しろよ」 などの罵声にも聞こえる言葉を使う方が、非常に多くなってきているように感じられます。
お互いに 「皆んなの釣り場に来て居るのだから」” 相手の行動 “ や ” リリースに関する内容 “ を知って欲しいものです。
せっかく楽しいフィッシングライフも半減し、無駄なトラブルも多くなります。
ルアーフィッシャーマンでしたら
是非 バスに対するリリースマナーを学びましょう。
もちろん最低限のフィールドマナーも守りましょう。
True anglers remember to pay homage
Good luck !for good fishing !
真の釣り人は敬意をはらうことを忘れないでください
良い釣りを!そして幸運を!
ルアーはバルサや桐材だけでは無い
国産材使用のルアーを
オンリーワンのデザインルアーは作り続けていても楽しいです。
tadのようにルアーで、木曽ひのき材や青森ひば材を使用している方があまりにも少ないのです。
一般的にウッド材を使用したハンドメイドルアーに適している素材や溶剤なども40年以上も前から 材料や作り方などあまり変わりが無いのが現実です。
『溶剤メーカーは、環境の事などを考えて 日々進化、開発しております。』
数十個単位から超大量生産しているメーカー品は、進化し環境に配慮し、優しい良い商品がたくさん有りますが、 何故かウッド材のハンドメイドルアーを製作している方は、ほんのひと握りだと言う事です。
今でも探し求めている物が、素材『木材』と溶剤『ウレタン系』で、特にウレタン系溶剤は、各メーカーの研究開発が早く、私が知る限り新商品が続々と出て来て迷ってしまいます。
また素材でも、もっと国産材を使いルアー作りに力を入れて行き、国産材でも良い《木》が、ルアーに使える材が多くある事を皆さんに知ってもらいたいと思い、その材の新たな使い方なども伝えたいと思い、国産材木でも色々なルアーを作り、試行錯誤しながら製作し、少しでも皆さんの おチカラに慣れれば良いと思います。
そんななか!時々 少し疑問に感じるようなお話しも有ります。
製作者は進化して行こう
今より もっと良い素材がまだ多く有ると思いますが、ひとつ言えば、ダメな材料など無いと思っております。
やはり いちばんの問題は、作り手の考えかたとコスト的な関係だと思います。
良く聞くお話に、作り手の方が、
「バルサ材でなければダメ」
「ソルトだから桐材が良い」
とか言っているお話で、私から言わせて頂ければ、其れらは全て《製作者が挑戦しない》だけの事だと思います。
手作りだから挑戦できる
確かに素材や材料を変えるとなると、イチカラ色々と勉強し、またある程度の道具を揃えなければならないと言う事もありますが、考え方を変えれば、この事に対して動く事が製作者の挑戦で有り、新たなルアー作りの考え等が湧いて来るはずで、ご存知のはずですし、製作者は知っている事だと思います。
バルサ材や桐材は良いルアー
桐材は国内で一番軽い木材で世界的に、バルサ材に次いで❷番目に軽い木です。
バルサ材と桐材の何方が良く、悪いと言う事ではなく、製作するルアーの特長や特性に応じた 考え方が良く 材料選びにも迷いません。
*フローティングに、*ソルトルアーに、*トップルアーに、*シンキング専用 など多く有りますがその多くの設計は、やはり製作者の考え方になってしまいます。
桐材の比重
参考品 会津桐材 ☆ 福島県三島町
《0.19〜0.30》だと言われており、バルサに比べて少しだけ重い材料ですが、国内では昔から建材などに使う材料の中では最も軽く、タンスや下駄など、特に琴などにも使われており、それでいて 正確な彫刻にも耐えられる硬度も持ち合わせています。
つまり バルサよりも『丈夫な木材』という事になりますが、もちろん難点もあり、「水管が大きい」ため、塗装などの工程で「目が止まらず、気泡が発生しやすい」という点もあり、これは、バルサ材とは違う《下地コーティング剤》の事を考え【塗膜強度をより頑強に】しなければなりませんし、 そのぶん、仕上がったルアーは重くなる傾向になります。
バルサ材の比重
参考品 バルサ材 ☆ 中南米エクアドル
《0.12〜0.20》 例え軽量なバルサ材であっても、外側に行くほど《比重が軽く柔らかく》内側に行くほど【重く硬い材料】になります。
これは、材の部分でまったく違う比重の材料となる事があります。
バルサは輸入品であるがゆえに
在庫が不安定になりがちであり、入手するタイミングが合えば良いのだが、入手できない時の事を考え、常に材料の仕入れ先などを考えておかないといけないと言う問題も出て、今ある在庫の材料を使い切ってしまう前に仕入れをして置かないといけないと言う点です。
特にTADルアーで使用している「ハードバルサ材」良質なバルサ材の仕入れは、本当に大変です。
自信を持っております。
ハンドメイドルアーと言う、いちばん環境の事を考えなくてはならないのに、何故か忘れられているように感じます。
やはり 手作りルアーですから少しでも環境の事を真剣に考えなくてはならないと思います。
TADルアーは、素材や溶剤等も日々新しい物を探し、進化をして行こうと考えており、こんなTADルアーのわがままを日々支えてくれる多くの方々に感謝しております。
ルアーの修理、改良から始めて
先ずは手持ちのルアー修理から
木製ルアーなのだから! 壊れたらボンドで貼って使えばいい!
プラスチック製は、プラモ用の接着剤で 直せば使えるようになる!
などと 凄く大胆な事をして、直していた事を覚えております。
あの頃 とてもお気に入りのルアーがあり、そのお気に入りを岩にぶつけ、割れたり欠けたりと、凄くショックを受けて、何とか自分で修理した事が、始まりかも知れません。
この頃の 修理や 直し方と言えば、壊れた部分に適当な木片を貼り、ナイフで余分な部分をカットし、色付けと言えば マジックで色を塗り、その上にラッカースプレーで仕上ただけのルアーでした。
もちろん!ご想像通りこのルアーは別物のルアーとなり、そのままオクラ入りになり、今ではどこにあるのかわかりません…。
『ウッド製やプラスチック製ルアーの修理』などをやっていた事と『結果として 失敗した事が』 其れはそれで 良かったのかもしれません。
その後、プラスチック製等も多く購入し、破損したメーカーの修理や改良なども自分でやるようになり、 あ! 確かこのルアーはこうやって作っているから『直る』『確かこう動いていた。』などに気がつくと、いつの間にか「修理や改良」等が楽しくなり、以前よりルアーの事が少しだけですが、わかるようになりました。
学んだのに…へなちょこ完成
それからハンドメイドルアー作りに色々と挑戦して行く日々が自然と多くなり、この頃から お店で評判が良いルアーを手当たり次第購入しては、多くの事を勉強していました。
初のルアー作りがスタート
実際 作ったルアーが、
『トップウォーター8cm 』
「ミノー 10cm』 です。
作って見ると 今までの市販ルアーの修理や改良とは別で、凄く難しいモノでした。
分かりやすく言えば、私が作ったルアーは、ただの「棒のような物」で『へなちょこなルアー』 で、リップを付けただけの『棒の完成』でした。
分かりやすく言えば、私が作ったルアーは、ただの「棒のような物」で『へなちょこなルアー』 で、リップを付けただけの『棒の完成』でした。
とは 言え! ルアー作りとは「木」を削っているだけでも楽しくて辞められずに《始めから上手く行くほど甘いものでは無い》などと自分に言い聞かせ、ヘナチョコなルアーでも!落ち込まずに作り続けておりました。
このルアーは、その後のルアー作りに凄く役立ってはおり、当時の事を振り返れば、TADルアー作りに非常に役立っており、《こんな事を何気なくやっていたんだなぁ》とあらためて思う事もあります。
まぁ ですから! いまでも!作り続けていられるのだと思います。
次で進化また挑戦するぞ
コレからルアーづくりに挑戦しようと思っている方でしたら、きっと! こんな気持ちだと思います。
『コレ位ならば、手作りでルアー作ってみよう』
『この型ちなら!自分でも作れそうだ』
『自分が作るとしたらコレより!良い物にできる』
『この動きを、もう少し良くできる』
『サイズも!小さく作れるしカラーも目立つ色にできる』などの事をきっと思うはずです。
私もルアーに対し、凄く単純に考えていた時期がありましたが、今となってはその時の考えや挑戦がとても大切な事だと思います。
ルアーは無限大に作れるはずだからです。
過去を振り返っても、似た様な? コピーの様なルアーは、沢山ありましたが、全てが一時 凌ぎのモノでおわっております。
そのようにならないためにも、貴方独自のオリジナルデザインで良いアクションの物を作ってください。
オリジナルの動きやデザインルアーは、何者にも負けない物になります。
周りから認められるまでには時間がかかるかも知れませんが、オンリーワンデザインルアーを大切に大事に育てて下さい。
その方が絶対、作り続けていても楽しいはずです。