バスルアー
フローティングルアーの浮き上がり方
ルアーの浮き方
フローティングルアーの最大の特長は、なんと言っても、ルアーの浮き上がり方だと思います。
皆さんは、フローティングルアーが浮き上がるときの姿勢を気にしたことはありますか?
フローティングルアーのストーリー
チカラ強いラナーキャストで放たれたルアーは、
風を切り裂き一直線に水面へと向かい静かにダイブする。
その後ルアーは自然の力でゆっくりと水面に浮上、
アングラーからの命令がラインを通して伝わり、
今まで水面上で無表情だったルアーが、まるで別の世界から来た物のように息をふき返し、優しく動き始めた次の瞬間、突然何かに追われた物のように激しく水面を上下左右に掻き分けながらアングラーの元へと帰ってくる。
また別の時には、この一連のアクションにより、猛烈なフィッシュイーターからの攻撃を受けとめてアングラーの元へとそっと差し出す。
フローティングルアーは楽しい
こんなドラマ、ストーリーを自分で描けることから、フローティングルアーと言うゲームの楽しい所であり、辞められないところでもあろう。
もちろん毎回、ワンキャストごとに魚が釣れれば、
それはそれで良いことなのかもしれませんが、
フローティングルアーという釣りは、ルアーの動き
【操作】をアングラー自身が操作することが、ひとつの楽しみで有り、ルアーフィッシングのなかで、
唯一無二のフローティングルアーでの醍醐味であり、浮いているルアーの「アクションを付ける、加える」ということがいちばんで、また「目で追いながらや、目で見ながらの操作ができる」という点でもありますし、だからこそフローティングルアーは楽しいルアーとなります。
浮き上がり姿勢の基本
こんなに楽しいフローティングアクションのルアーですが、特に個々のルアーの個性を出すことも、とても大切だと考えております。
そのなかでも、TADルアーでは【キャスト後の浮き上がり方】を大切にし、ルアーが浮き上がる時にターゲットに対して大アピールすることが出来る大切な時間で、この時間のことを【ファーストアクション】だとも考えており、多くの経験から、この時にターゲットからのコンタクトヒットが多くなるからです。
先ずはその浮き上がり方の姿勢やアクションについて説明すると【前傾姿勢、限りなく水平、後方姿勢】など、大きく分けて3通り、3アクションに分けられます。 厳密に言えばもう少し多く、又細かくなりますがこのくらいで、今回は ご理解のほど宜しくお願いします。
ルアーが浮上する時の姿勢
1 前傾姿勢
一般的にアタマを下げた姿勢です。
TADでは、エリアトラウト系や渓流トラウトモデルなどにも採用しておりますが、バス用【冬期限定モデル】などにもあり。
主にショア&オフショア用ビッグミノーやジャークベイト用に多く採用しております。
2 限りなく水平
あまり一般のプラルアーでは見かけないタイプです。
TADでは、水平姿勢のスーパーフローティングタイプのモデルに多く採用しております。
バス用、トラウト用、シーバス用などのミノーやジャークベイトなどが多く有ります。
3 後方姿勢
多くのプラスチック製ルアーにも採用されているモデルです。
TADでは、鼻上げモデルとして、トラウト用、バス用、シーバス用、ショア用、オフショア用などに多く採用しております。
このように浮き上がり方、浮き姿勢と一言に言っても、企画した段階で多くの物は決まっており、実際に製作したルアーに対しては、少し手を加える程度になることが多いと思いますし、ルアーその物を企画した段階で90%は○○姿勢にすることと決まっているからです。
又 浮き上がり姿勢は、そのルアーの最初の第一アクションが決まる大切なことであり、この辺りでもOKとして決まれば、ほぼ完成している物になると思います。
当然ですが、この先にはスイム姿勢などのルアー本来のテストが待っています。
このスイムテストは、水槽テストからフィールドテストまで行うため、仕上がりまでに多くの時間の掛かる作業なのです。
例えば、オフショア用は、水槽テストは、20%程度で行い、もちろん寒い時期にこのテストは出来ません。
またバス、トラウト、シーバスモデルも時期を外すと、しっかりとしたテストが出来ないからであり、まして新作のテストとなるとどうしても【ワンシーズンでの完成は難しく】なってしまいます。
今回も非常に簡単に書きましたが、これからは各ルアー別にこの辺りも含め書き出して行きますので、貴方が気になる個々のルアーごとに読んでいただけると今まで以上に分かり安くなると思います。
これからが本番突入です。
GWも終わりが近くなりましたが、ルアーフィッシングで言うと、これからが本番だという方も多くおられると思いますが、ハイシーズンに向かっての準備を怠らないようにし、また 実釣の際は、くれぐれもお気をつけ下さい。
今年も良い釣りができますようにお祈りしております。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Let's do good fishing and protect
the better natural environment,
hope you can do good fishing
ミノーとジャークベイトのリップ
この時期はルアーに変化をつける
ここ数日の気温差で、いつも通りの釣りが上手くできなくなっていませんか?
私も毎年この時期になると日々の変化に対応することから「あれこれ考え」気付けば「手持ちのルアーを全て投げ尽くしている」なんて日も多くあります。
もちろん私の場合 ハードベイトの【ミノーとジャークベイト】が多くなります。
【え? ミノーやジャークベイトなら、この時期はいろいろ使っているょ】 と思う方も多いと思いますが、TADのハードベイトには、この時期ならではのリップの変更したプロトタイプのテストなどを多くする時期でもあります。
そのなかから良かった物を参考に、次のルアー開発や製作に取り掛かります。
☆ 現在工房を一時休業中 ☆
参考画像が粗くなりますがご理解の程よろしくお願いします。
リップサイズを変更する
ルアーケースの中には、ミノーやジャークベイトが、多く入っていると思いますが、それはいったいなぜですか?
先ずは簡単な発想から始めますが、なかでもいちばん簡単にできることが、各ルアーの【リップサイズ】を変更することから試します。
このリップ変更は、現在付いているリップをもう一度見直し、もう少し自分なりのフィッシングスタイルを考えてみることです。
皆さんも頻繁に使用するルアーのリップをもう一度確認し、何が足りないのかを考えてみることと、新たな発想で、また新しい使い方や攻め方などが見えてくると思います。
もちろん市販されている物は、ほぼ完成品だと思いますが、それはただ単に貴方がそう【思い込んでいるだけ】かもしれません。
☆過去の経験から釣れたから
☆各地の情報からセレクトした
☆友人知人、ショップから勧められた
などのさまざまな理由からだと思いますが、本当にそれで合っていましたか?
ルアーの楽しいところは【自分なりに考えたチュウニングができる】ということもひとつの楽しみ方だと思いますし、また チュウニングしたルアーであれば 【釣れた時の感動や喜びも】倍増することでしょう。
プラルアーを自分の物にする
一般的なプラルアーも含めて、一番最初に何をおすすめするか【狙うターゲットでも変わりますが】私の場合には、プラルアーと同時に、私が製作したルアーも含めてのアドバイスをしております。
この考えは、いくらTADルアーでも【無いアクションやデザイン】などがあるからです。
例えば、一般的な【サスペンド、SP】タイプなどは、TADルアーでは無いモデルとなります。
そのためサスペンドタイプが良い時期などでは、○○メーカーのサスペンドタイプをお勧めしておりますし、ミノー系ルアーが良い時期であれば、ジャークベイトやミノーをお勧めしております。
また私の考えでは【いちばん魚に見える事とルアーフィッシングに必要なことが、投げる、引く、止めるなどの操作ができ使っていても楽しいルアーだからです。】これは【ミノーやジャークベイトが初心者の方でも非常に釣れやすいルアーだとしてお勧めしております。】
もちろん、その方の経験などを考慮し、その方にあった物をセレクトすると言うことが大前提です。
なお!【バス釣りであれば、クランクベイトもお勧めしています。】
やはりお勧めするルアーは、TADのルアーになり…… ではなく! 今、ご自身がいちばん使い慣れている物や好きなルアーで、もう一つ踏み込んだ使い方をアドバイスします。
当然プラ製ルアーの相談や質問が一般的に多くなりますが、私はこれもひとつの大切なこととして考えているため、私の知る限りのアドバイスをします。
この相談の中には、プラルアーのチューニングなども多くなります。
このプラルアーのチューニングの方が、簡単に改造などができる点や失敗したとしても比較的に入手しやすいということからです。
再度、同じサイズを入手することもでき【改造した物】とノーマルとの比較が簡単にできると言う点からもお勧めしております。
その中でも私が、おすすめの改良は【リップの形を変えてみる】と言うことで、コレがいちばんカンタンで、見た目のアクションの違う物ができるということです。
オリジナルリップから変える
オリジナルルアーからのチューニングでいちばん簡単で、見た目での効果が出やすいのが、
リップの変更、チューニングです。
1 長さを変更する
リップを【短く削る】
リップの付け根からの「長さを測り」全体の30%までを最大限とし削り落とすやり方です。
効果 スタートアクションが「遅くなる」「引き抵抗が緩やかに」「ハイスピードで引ける」
主に フローティング系やシンキング系
No good 潜る深度が浅くなる、一定の深度調整が難しい
2 幅を細くする
リップの【前方を削る 】
前方、左右を最大で10%程 それ以上は、あまりお勧めできない。
効果 スタートは滑らかになるが、その分泳ぎ出すタイミングは遅れる。
ハイスピード引きが楽になり、引き抵抗も弱くなるが、上下に揺れるや潜る時間が短くなるなど。
主に フローティング系ワイドアクション系
No good 立ち上がるまでの時間が長い
3 左右の角を取る
リップの【角を丸くする】角を取ることで緩やかに動き始め大きなアクションを付けた時でも、引き抵抗が弱く、ストップand ゴーがやりやすい。
リップの付け根にかかるチカラが弱くなるが、クイックなアクションは苦手になる。
主に シンキング系ダイビング系
No good スローアクションが出にくい
4 裏側を薄くする
リップの前方から【付け根】まで前方を削ることで「クイック」になる
リップ全体を削ることで、スタートからストップandゴーまで綺麗に出せる。
泳ぎ出しのスピードが速くなりボディの浮き上がりも速くなる。
主に フローティング系サスペンド系
No good 耐久性が無く、折れや割れる
5 付け根を曲げる
ライターの火であぶる等、スタートスピード時に 頭を下げることで、ストップand ゴーのアクションで
浮き上がろうとするボディをもう一度同じ深度にできる。
主に サスペンド系 シンキング系
No good 季節限定での設定、割れや折れることが多くなる。
大まかな説明となりましたが、いちばん分かりやすく、め立アクションになります。
このようにリップのチューニングだけでも挑戦してみると【ルアーの難しさや、チューニングの楽しさ】なども勉強になり、次のルアーを選ぶ時などにリップの構造やボディスタイルなども参考になりますし、フィールドで使用していた時に【この場所は、あの○○○チューニングのルアーで攻めた方が良いなぁ】などと考える様になることで、今まで以上の釣果を引き出せるようになることでしょう。
ルアーチューニングを考えることは、自身の成長や進歩になりますので、是非 挑戦してみて下さい。
また、本来のルアーチューニングとは、別のことをやっている方も多く、私から見れば NG な作業を行っている方も多く見かけます。
では、駄目なチューニングとは、何か!!!
ルアーのチューニングは
最後になりましたが、ルアーチューニングとは【ルアーのレスポンスを上げる事が目的だということです。】 また【ご自身が使いやすい物にすることです。】
時々、ルアーをチューニングをする際に単に【ウェイトを貼る】などのことを【優れた良い情報】と考えている方がおりますが、このやり方は、ルアーアクションを《マイナス方向》にすることで、《この考え方は、NO GOOD な考え方で、デッドチューニング、デチューンとも言われるやり方になりますので!!お間違えないようにして下さい。》
競技車両やレース使用に仕上げるために【重くする】ことをチューニングとは言わないのと同じ考え方です。
まだまだルアーチューニングは、多く有りますが
【やり過ぎ無い程度が良い】こともあります。
今回は、どなたでも簡単にできるやり方のご紹介しました。
また機会がありましたら…その他のルアーチューニング方法もご紹介したいと思っています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ミノールアーの釣りを楽しむ
ミノーやジャークベイトを楽しむ
もう既にだいぶ暑くなり、完全にシーズンインと言っても良い感じになり、各地からたくさんの魚が釣れ始めているという声を聞くようになりました。
日々のルアーテストの際にフィールドで聞かれた事や今年で3年目と言うアングラーさんを見ていた時に気づいたことが【ミノーやジャークベイトのアクション】の付け方やミノーとジャークベイトの違いなどを聞かれる事です。
そんな事から今回のテーマにしてみましたが、長くなりますので、なるべく短くまとめてみました。
個々のテーマにつきましては、又別の機会に書きたいと思います。
ミノーとジャークベイト
この話しも、良く聞かれる事で、ミノーとジャークベイトとの明確な違いのことです。
先ずは、ミノーと言うルアーは、【小魚など】と言うイメージやなんとなく「トラウトルアー」だと言うイメージを持たれる方も多く、バス用ルアーなどでは「ジャークベイト」と言う方も多くおります。
確かにルアー業界の「表現的」には、間違えのない言い方なのですが、ルアー製作している者から言えば、ミノーは【細身のルアーであり、主にトゥイッチング操作やただ巻きなどで使用する】ことだと簡単な説明をします。
私の製作しているミノーとは、細身であり、どちらかと言うと「ローリング系アクション等でピカピカとアピールするもの」が多くなります。
また、ジャークベイトは、その名の通り、ジャーキング【ロッドを大きくアオることと同時に素早くリールを巻くなど】の操作で、アピールするルアーとなり、そのように説明していますが、ジャークベイトでは、『ウォブリング系アクションでルアーのボディを左右に倒しながらピカピカと光りアピールするものとして区別し製作しております。
これは、全体的に最初に目立つアクションの表現であり、実際のルアーでは【ウォブンロール系アクション】と言う言い方のほうがわかりやすく、又、ルアー全体的に「ローリング系」『ウォブリング系』「ウォブンロール系」などと言いますが、このルアー用語は、実際のところ「コレと言うハッキリとした明確な決め事などは無い」と言うのが本当のことです。
*このルアーアクションに付いては長くなりますので又、改めて書きます。
ルアーに例えるベイト
ミノーとジャークベイトを大きなカテゴリーとして説明する際は、
ミノーは【細身の小魚】をワカサギやハヤなどと例えます。
ジャークベイトは【シャッドやフナ】のような「少し体高があり、太身の魚」と例えることが多くなります。
この言い方や解釈が、現在のルアー用語に近いかもしれませんし、又、この説明のほうが、多くのルアーマンには理解していただける様にも感じます。
またカラーリングでも少し変わり「リアル系ではミノー」が多く使用される場合が多くなります。
特に【クリアウォーター水系】での使用が大半だと言うこともありますが、クリアウォーターだからといって、リアル系だけではなく、黒金やブラウン系の色も多く使用されることが多くなります。
又、このサイズやルアーのカラーリングに関しても、個々のアングラーの考えかたや経験などからも大きく変わると言うことも同時に存在します。
ミノーのサイズとジャークベイトのサイズ
私が今までに多くのかたからのオーダーをいただいた際に、ルアーサイズによりカラーリングを変える方が多く【マッチザベイト】的な考え方が多く働いているように感じました。
この考え方も多くの事を経験したことからだと思いますし、私も製作している中にひとつのヒントとして取り入れさせていただいております。
ルアーアクションにもこのカラーリングがとても大切であると言う事も、同時に勉強になりTADルアーに取り入れており、この大切な皆さんの経験などから、ミノーとジャークベイトサイズの違いやカラーリング、アクションへのこだわりもTADは大切にしております。
ルアーサイズの大と小
ミノーは、【細身の魚】であり、ジャークベイトは、【体高がある魚】と言うことを説明しましたが、この話しのなかにも【サイズを意識した】ルアーサイズの動かし方が見えてくると思います。
ルアーが細身のミノーと言う点からも、その季節に合ったサイズを感じることもでき、そのサイズからのルアーアクションは【トゥイッチング】が最適であると思えますし、ジャークベイトに関して言えば、ミノーより大きな魚となればルアーアクションも自然と大きく、大胆な動きとなります。
このことを前提に私的にアドバイスをすると
「ミノーは、小さなアクションを使い、基本はリールによる優しいステディーリトリーブと考え」
「ジャークベイトは、大小の力強いジャーキングであり、突発的に動くや止まるなどを交えた、ロッドアクションで誘う使い方でのアクションだと考えております。」
またミノーにもジャークベイトにも取り入れると良いアクションが「リッピング」と言うやり方、テクニックで【ルアーを素早く一気に引く】潜らせ、移動させ【一気に逃げ惑わせる】ようなアクションで、この動きはとても良く、いろんなフィッシュイーターの釣りに使えると言うアクションです。
このリッピングというテクニックは、ほぼ全てのルアーにも【クランクやバイブ、ソフトミノールアーまで】に使えるテクニックです。
なぜこのリッピングアクションをお勧めするかというと、ここ数年、一般の方でこのテクニックを使っている所を見た事が無かったからでもあり、ルアーが今まで以上にキラキラとして見えるアクションであるからです。
ミノーとジャークベイトカラー
特にミノー系ルアーのカラーリングは、魚にその姿を見せて釣るようにも考えており、その中でもリアル系のカラーリングが、どちらかというとお勧めできるカラーだと思っています。
なお リアル系カラーリングは、貴方のお好みで良いと思います。
私からのカラーリングのアドバイスは、最低3色は準備しておいた方が良く、リアルカラー、黒金、ベイトシルバーなどで、この他にも多くのカラーリングがありますので、先ほどの3色をベースに考えて、フィールドにあったカラーリングを組み立てる事も楽しいと思います。
ミノー系には、余り奇抜なカラーリングの物が無いことなどもあり、ご自身で、4色めや5色めを考えてみることや使用しルアーのカラーチェンジを楽しむことも楽しいことだと思います。
またジャークベイトは「フローティングタイプとして」そのサイズの大きさや体高の高さから、どちらかと言うと、ジャーキングでのストップandゴーなどのアクションやスタイルで使用することを前提に作られている為、ルアーボディのカラーリングもルアー全体で【リアクションや瞬発的なアクション】で「引き寄せ、口をつかわせる」ようにと考えているルアーが多いこが事実です。
そのためカラーに関しても、どちらかというとリアル系カラーリングより【アトラクト系やリアクション系】が多く【金赤、グリーンチャート、ゴールドレインボー、キャンディーなど】良く目立つカラーリングが多くなります。
ミノーもジャークベイトもひとつ
このようにミノーとジャークベイトを区別していますが、実は基本的には同じカテゴリーのルアーと言うことが事実なのですが、なぜか日本製のルアーでは、呼び方を変えています。
コレは、国内にルアーフィッシングが広がった時代に、多くの釣りが トラウトを対象魚とした事で、トラウトルアーの呼び方が「ミノーフィッシング」と言う言い方や呼び方をしたことでは無いかと思いますし、これも諸説あるようですがはっきりとした事や誰からいつ伝わったことなのかも良く分からないと言うことが本当のこたえだと思います。
ルアーを製作している者としての答えでは無い様に見えますが、ルアーとしての答えや解釈は、このくらいで良いのではと思います。
ミノーでありジャークベイトだったとしても、ひとつのルアーカテゴリーとして良く釣れるルアーであることに何ら変わりがないからで、又その呼び方を時代と共に変えたとしても、アングラー同士の話の内容が伝わる以上コレでヨシとしております。
【まぁ 昨今では、ルアーを個々の名前で呼んでいる方のほうが多くいるようにも感じますが】
私のようにサイズやアクションで呼ぶような方の方が少ないように感じます。
貴方は、ミノーと呼びますか? それともジャークベイトと呼びますか?
こんなことでも、時代と共に変わって行くことも、また新しいルアーフィッシングの幕開けなのかもしれませんね。
ミノーやジャークベイトの釣り
本当に楽しいスタイルの釣りだと思いますので、次回フィールドに立ったら、先ずはこのルアーから試してみてください。
又このルアーを使い続けることで、今までに経験した事が無い釣りの醍醐味も同時に味わえることでしょう。
ルアーのことですが!荒削りのような説明となりましたが、ミノーとジャークベイトフィッシングを楽しんでください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
捕食音系サウンドにこだわる
捕食音系サウンドガボスポッパー
TADルアーには多くのトップウォータールアーが有り、なかでもバス用トップウォータープリムプシリーズの「ガボス80」をご紹介します。
ガボス 80mm のこのトップウォーターは現在のルアーではあまり見かけなくなった【捕食音系サウンド】にこだわり、ボディサイズをなるべく丸く小さくし、ポップサウンドもナチュラルな音で、強く引いた時でも、移動距離が短くするということを課題に製作したルアーです。
このような全ての考えを【プリムプベイトシリーズ】としてグループ化しております。
ガボストップウォーター
その中でガボスシリーズは、現在3タイプと豊富なボディ形状が有ります。
このガボスルアーは【丸型でずんぐり】とした型ちをしているため、一般的な丸型ルアーでは、クランクベイトをイメージして頂けるといちばん良いと思います。
丸型ガボスポッパールアーの特長
ガボスの丸型形状は「バス」が簡単に捕食出来るようにと考えた型ちで、この形状は、13グラムというウェイトにもかかわらず「ハイフローティング設定」で、浮き上がりも素早く、ファーストアクションでも「モタ付く」ようなことはありません。
また連続したトゥイッチングアクションでも楽しめ、トップウォータールアーでありがちな【だらだらと流れる】や【ポイントから外れる】などのアクションも抑えられますので、貴方の意のままにストップアンドゴーのアクションを楽しめるルアーです。
キックバックアクション
強く激しく引いたり、弱く優しく引いたりとすることでも、このルアーは驚くほどアピールできます。
最大の特長が、大型のフロントカップで、引いた時、ほど良い抵抗となり、ボディを後ろへと下げる【キックバックアクション】もこのルアーの得意技で、ガボスの持ち味です。
キックバックアクションは、後方から追って来たプレデターからは、あたかも「ルアーが近づいて来た」ようなアクションとなり、おもわず口を開けてしまいます。
またキックバックアクションは、下方向のプレデターからみると【一瞬止まった】かのようにもみえることで、とても良いアクションです。
このようにトップウォータールアーの様々なアクションが、比較的簡単に出すことが出来る楽しいルアーです。
もちろんガボスルアーのオーナーさん独自の
「可変アクション」もまだまだ多く存在していますが、この先は、貴方の操作、アクションで大きく変わる事も楽しいことだと思います。
ガボス捕食系サウンド
気になるポップ音ですが「捕食音系のナチュラルサウンド」となり、ルアーで言うと【チャガー音】という表現になりボコン〜ボコン〜やボホン〜ボホン〜など系のサウンドになるように製作しました。
このポップ音、サウンドは自然界では、自然なサウンドで、プレデターの【捕食活動がより活発になる】ことやプレデター【本来の姿に戻るきっかけ】になることでしょう。
また貴方も、この捕食系サウンドを一度聞いてしまうと、このナチュラルサウンドに納得でき、ルアーフィッシャーマンであれば、きっと驚き、このルアーを投げ続けてしまうかも知れません。
逆を言えば、それだけ優しいサウンドに仕上げたことにも、ご理解をいただけるルアーだと思います。
ルアースペック
- Material ハードバルサ
- Length 80mm
- Weight 13g
- Type Super floating
- 最大深度 100mm〜
ルアーフィッシングと作りに終わりはない
少しお茶目な、このプリムプシリーズ、ガボストップウォータールアーもまだまだ開発、進化の途中だと考えていただいて良いルアーのひとつですから、是非 貴方もこのガボスルアー&プリムプシリーズで楽しいルアーフィッシングライフを味わってみてはいかがでしょうか。
またこんなルアーが欲しいなどのご意見をお聞かせください。
いつになったら終わるのやら…ですが、
終わりの無いルアーフィッシングの楽しいところですね。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
ルアーラインアイとライン
ルアーラインアイが気になる
皆さんは、良く良くルアーを見てあれ? と、思ったことはありませんか?
とくにリアル系と言われている物を見たときです。
私の見方が、変なのかもしれませんけれど…
でも皆さん良く観てください。
リアル系でこんなに綺麗に作っているのにもかかわらず『鼻先に丸い針金』が付いていて、尚且つ!
ボディから飛び出している。
このことは、ルアーを知らない方から言われた経験があり、確かにそう言われてみればと!笑ったことを覚えています。
ルアーラインアイを隠すことを考え
このことから暫くラインアイをボディに隠すことばかりしばらく考え、、一応形にもしてみましたが、上手く行かず【どうすれば綺麗に一体的に隠せるか?】を考えましたが、いろいろ問題が生じ無理でした。
なんとなくもう少し時間をかければ良い案が浮かぶかもしれませんが、今のところ難しいようです。
ルアーラインアイを隠すには、どうしたらいいのか?
幾ら思考錯誤してもこの時は、良い物が出来ませんでした。
その内容は次のような事でした。
【ボディ内部に隠すことにより、アクションの制限が多くなる】
【一体にするとラインアイを開けたところが、部分的に弱くなり、塗装が剥げる】などが有りますが、最低でもこの辺りをクリアできるようにならなくてはなりません。
いつになるかまだ分かりませんが、きっと成功させたいと…考えております。
ルアーラインとラインアイ
先ず貴方は、ルアーラインについて「良く考える方ですか?」それとも、いつもの様に「あのメーカーのラインをまた使おう」と決めてしまう方ですか?
ラインでも、あれこれと考える私なので、少しお話ししようと思ったのです。
また今回は、ラインの他にラインアイ「ラインを結ぶ所」についても考えてみようと思います。
ラインは基本ナイロン製
私は週3日から4日は、ルアーテストを行なっていますから、メインラインの消耗がとても激しく、
2回に1回の割合で、全て交換しています。
なぜ これほどまでに多く交換するかというと、使用するルアーが【プロトタイプ】や【仕上がり寸前の最終テスト商品】なので大切に扱わなくてはならないからです。
使用してるラインは、次の通りで、私の場合には、
ほぼ100%ナイロン製を使用しております。
バス用 12lb.14ld.16lb.20lb.30lb
シーバス用 10lb.12lb.16lb
リーダー 25lb.30lb.50lb
リーダーは、フロロカーボン製を使用しテスト致しますが、メインラインは、ナイロン製ラインで、これは多くの方が一番使用している物だからです。
また これとは別に、トラウト用やビッグベイト用などもあり、そのルアーに合う物やオーナー様のご意見をお聞きして選んで使用しております。
そのため、TADが推奨やお勧めしている物やメーカーなどはありませんし、ラインアイとの相性が「良い」や「悪い」などということも無く、ナイロン製からPE製ラインまで、何の問題もなく使用できるように、製作しております。
大きな負荷で変形しても
スタートアクションはとても大切であるのですが、ラインアイ「鼻先の部分」の【変形】や【曲がり】に気が付いていない方も多くおります。
「楕円形状況」になっている物で、この楕円形形状の物は、大きな魚をかけたときや根がかりを外した際に、どうしても一点に力が掛かり多少変形します。
これは使用していればどうにもならないことですが、変形や曲がりも簡単なテストでその判断ができます。
先ずは、変形しているかは、目で見て「縦横」を確認し、その後、実際にルアーを投げ、使用するテストになります。
ラインアイに通常通り、ラインを結び、そのラインをカットし、次に、最初結んだラインの横「左右どちらでも良い」にもう一度ラインを結びます。
この段階で2個の結び目が出来ます。
2個結んだラインを左右に広げて2個のラインの真ん中に、もう一つリールからのメインラインを結びます。
トータルで3個結びめを作ります。
これでテストの準備ができました。
結びめが3箇所あるルアーを投げてみると、真っ直ぐに泳いでくるはずですが、微妙な状態でも左右や上下に、泳ぐ物は調整が必要な物だと判断できます。
またテスト時のアクションは【3アクションめ】が目安になり、このアクションを何度か繰り返すことで「左右」や「上下」の細かな調整もできます。
直し方は【向いてしまう方】の『逆側』ラインが結んで有る方にラインアイを傾けることです。
何気なく使用しているうちに【スタートアクションが変わっている】なんてことも有りますから、時々チェックしてみることを心がけてください。
キャストして、1番最初のスタートアクションは、その後の釣果にも差が出る大切なことですから、小まめな調整を心掛けてください。
ラインアイに付属品を付け
このことも本当に良く聞かれることで、ラインアイに始めから付いている「リング」についても良く説明を求められるひとつです。
TADには出荷の際にラインアイ、センター、リアアイにリングを装着した物が有りますが、基本は【ラインアイ】にリングを装着した物が少なく【無い状態の物】が多く有ります。
其れは、リングには、考え方が個々に違うからであり、交換は【ご自身が信頼しているメーカー】での交換をお願いしています。
またリングと同じように【スナップ】に付きましても、いろんなご意見がありますが、私のお勧めは【スナップ無し】の使用や状態を基本と考えておりますが、
スナップをどうしても使用する場合は【スナップ本体がワイヤー】だけの物を使用し「スナップに金属製のカバー」等が付いている物はお避けください。
基本は直接結ぶこと
TADの基本設定は、リングやスナップを使用せず、ラインアイに直接【直結び】をすることをお勧めしております。
この方法は、普段の商品テストでも同じようにやっているからで、リングやスナップが【ダメな物】と誤解する方もおりますが、そのようなことではありませんし、もちろんTADルアーにも、ラインアイやフロントアイにリングやスナップを最初から装着している商品も多数あるからです。
ルアーの調整は無理せず
お話でよくあることがルアー調整で、【基本設定外】のことや【付属品】の調整【ウェイトを足す】などに関しては、あまりお勧めしないようにしています。
理由としては「元々の設定からずれる」可能性がありますが、先ずは「どのような調整」をしたいのかを確認したあと、一連の作業をお伝えしますが、この段階で「調整が困難な物は」 お手を触れない方が良いと思います。
ルアーハンガー大切です
ルアーにとって一番大切な部品でもあるハンガーのことですが、釣り場でいろんな方のボックスのなかを見せていただいた時もそうですが、ラインアイやハンガーを大切にし無い方が多く、びっくりすることが有ります。
またプロと名乗っている方のルアーも… です。
もう少し釣り人としてこの辺りも良く考えて見て欲しいものですね。
皆さんもルアーハンガー、ラインアイを大切にしましょう。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
良い季節となりましたネ! GOOD fishing
バイトトリガー系ミノー&JK
バイトトリガーは
ルアーを如何にスリム系にすることから考え初めて!
ミノーやジャークベイトのサイズについて私の考えでは、スリム系タイプが非常に有効であるということは分かっています。
なかでも捕食者が一口で飲み込みやすい形状にすることと、このスリムタイプの考えは、他の方とは少し違った考え方も有ります。
その考え方が、昨今 と言っても2~3年ほど前のことで、良く聞く言葉が【バイトトリガー】と言う考え方です。
実際のバイトトリガーとは、少し違う考え方かもしれませんが、私なりの考え方は「動き」と「ルアーサイズ」にあり、TADが製作しているルアーのなかにも、この考えと良く似た物が存在します。
また本来のバイトトリガーと言う意味とは、少し違うかも知れませんが、。
この内容はTAD見解でのお話しです。
バイトトリガー系ミノー
バス釣りの時に、ミノーやジャーク系ルアーで、迷うことがルアーサイズだと思います。
行きつけのフィールドのベイトサイズなどで「この時期に何をいちばんメインベイトとして捕食しているか」をまず先に考えることが、釣り人として凄く迷うことでもあります。
こんな時に私がお勧めしている「ルアーを選ぶ基準」が、「ボックス内に無いルアーサイズ」や特に「使ったことの無いサイズ」を、敢えてお勧めします。
当然、ルアーはTADルアーをお勧めすることが多くなりますが、それには大きな理由があり、TADの製作しているルアーのサイズと「アクション」にも理由があるからです。
上手くいかないルアーもある
一般的なルアーでは「プラルアー」はサイズは良いのですが、どうしてもアクションの「乱れが生じて」しまう物が多くあり、私が思う「バイトトリガー」を上手く成功させる「動き」アクションが上手くできないルアーがあるからです。
またもう一つが、ルアーのサイズで、大きさという表現より「フォルム」や「シルエット」と言う表現の方が良く、このフォルムやシルエットがいちばんの「鍵」となることが多いからです。
コレは、そのルアーが「良くないアクション」だからでは無く、アクションを上手く出せないルアーだからであり、バイトトリガーを前提に「意識し」製作した物では無いからです。
それでも昨今、プラルアーにもバイトトリガーが上手く出せる物が多く有り、メーカーの説明書に記載されていると思いますので参考にして見てください。
バイトトリガー向きのルアーとはどのようなルアーか、お話ししますので【プラルアーで何となく似ている物を探す】ことも、新しいルアーの発見にもなると思います。
現場から生まれたルアー
ルアー製作をしている経験から、TADルアーのひとつとしてラインナップしているルアーが、TADスリムBタイプ系ミノー&ジャークベイトで、このルアーのいちばんの特長が、細長く「背中側」バックの巾が細く「お腹側」ベリー部分を少し太くし全体的に無駄の無いストレートタイプに仕上げたルアーです。
上手く説明できなくてすみません。
ラインナップモデルを使う
このように書くと、以前から『バイトトリガー』の事を知っていたように思われますが、この時はまだ全く知らずに、フィールドに立っていた時の経験から
【こんな時にどんなアクションが良いのか?】
【なぜこのサイズでは駄目なのか?】
【長さや太さに対し興味を持たないのか?】
【カラーリングの違いなのか?】
【止まっている時や浮き上がる時の姿勢や状態なのか?】 などをその都度書きとめ、次の課題として残し、新しいタイプの物として製作したからです。
なかでも少し変わっていた『データー』取りが、魚の【口内の大きさや口内の深さ】で、コレを調べている時は【流石に友人から、変な顔をされました。】
今思えば、この時にデーターを取っておいて良かったと思っています。
過去の経験からでも
私も幾度となく「もう一つ、あと一歩」という所で逃した、悔しい経験があったからこそ、スリムBタイプ系ルアーを作るきっかけとなりました。
今では多くの方からこのタイプのご指示を頂いていおりますが、やはり生産が追いつかないことや、その都度、小さな問題も出てしまいます。
そのため少しずつではありますが製作しておりますが、もしこのルアーとの出会いが有りましたら是非貴方も使用してみて下さい。
チャンスはカラーリングにも
TADスリムBタイプが無い時などでは、先ほども書きましたが、プラルアーでも対応できます。
やり方は、なるべくアピールできる【サイズ】を使い、次に大切なことが【カラーリング】です。
カラーリングは、各地のフィールドや貴方の経験でよいと思いますが、私のアドバイスは【最低3色】はご用意して置いたほうが確実だと思います。
カラーリングは、ご自身の好みのカラーリングでも良いと思いますが、私が良いと感じるカラーリングも有ります。
それが【金黒】 【ブラウンバック系】
【ベイトシルバー】はサイドがクリアブルーもしくはクリアピンク系のカラーに反応が良いと感じました。
このカラーリングは、各地で使用できると思いますが、クリアウォーターなどでは、ご自身の
【経験をプラス】することで、より良い結果が出せると思います。
私の知人達も、製作本数が少ないことを理解しているため、市販のプラルアーでやっています。
ファクターは一口サイズにする
ファクターとは「要素」と「要因」のことで、要素は「サイズ」や「フォルム」「シルエット」にあると考え、要因は「カラーリング」「アクション」で良いと考えております。
ルアーフィッシング自体が全て、このファクターで成り立ち、成立することだとも言え、この条件が揃っていれば良いということになります。
バイトトリガーは意外とカンタンかも
狙う魚の口の大きさで変わりますが、ルアーが
「スッポリ」とはいるルアーサイズを選ぶこと、またカラーリングは「なるべく捕食性に合わせる」か「アピールで魅せる」ということです。
ロッドアクションは「トゥイッチングの連続」で
「クイックアクション」をいれて、時々口を使わせるための「間」を取ること、またトゥイッチグでは、必ずあえてルアーを瞬間的に止め、見せて「口を開けさせる」食わせの釣りだと理解していたたいても良いと思います。
釣り人の考え方として
まだまだバイトトリガーについては、色々な考え方が有ります。
そんなに大きなルアーを使わなくても普通の
『100mm サイズでも出来るからやら無い』と言うご意見があることも事実です。
私の考えはそれほど難しい釣りでは無いと思いますが、何だか、バイトトリガーという言葉を
【少し難しいイメージにしている感じ】もしますし、魚の捕食慾を刺激するやり方で有ることは間違いありませんし、フィッシュイーターへの釣り方だと思います。
大きめのミノーやジャークベイトでのこの釣り方は、ルアーを操作することの楽しさが分かるやり方ですから、皆さんにお勧めします。
是非 次の釣行の際は、このバイトトリガーを『意識して』みるとビッグワンをキャッチするチャンスが増えると思います。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
ベイトのサイズを観察する
ミノーやジャークベイトのサイズ感
TADミノーやジャークベイトシリーズはすでにご承知だと思いますが、ルアー名と材料「ブランク」ルアーサイズでの違いのご紹介です。
材料は【バルサ材】を使用した物としてご理解ください。
今回は、1番多くご指示されている、130mmを例としますが、実際に製作している物とサイズは異なりますが、基本的な考え方のひとつとしてご理解ください。
『例 長さ✖︎高さ✖︎巾130mm×20×15 』
TADのルアー名とサイズ
トラウト用
- ツィギー 100mm 〜150mm
- オリジナル 70mm〜 230mm
- ダガーミノー 45mm〜180mm
- スリム 100mm〜 180mm
バス用
- ダガーミノー 70mm 〜280mm
- オリジナル 70mm 〜 250mm
- ジャーク 100mm〜180mm
ソルト用
- エードミノー 100mm〜180mm
- ダガーミノー 70mm〜 180mm
- 湾紈ベイト 130mm〜180mm
- スリムベイト 130mm〜 180mm
このようにミノー&ジャークベイトシリーズが有りますが、ここにご紹介したサイズが全てでは無く、ほかにも各サイズにて数量限定品なども有り、また 素材によりプラス、マイナス「0.5mm〜10mm 」のモデルなども有り、リバートラウト用やリバーバス用の「貫通ワイヤー」サイズなどでも細かく変わります。
なおこの使用は、オーダー品だけの物となります。
サイズの使い分け方
ではどのようにサイズを決め、使い分けをしたら良いのか。
先ずは基本となるオリジナルサイズの中から決めることをお勧めいたします。
サイズだけで見てしまうと、他のメーカーの物と一緒のように感じますが、メーカーそれぞれの「アクションが違うように」TADルアーも、別の物になります。
フィールドでの活動
フィールドで、お会いした方には積極的に「声をかけ」その方が使用しているルアーを実際に見せて頂いたり、泳がせて頂いたりし、ルアーの特長を最大限に理解しようとします。
なかでも少し気になるルアーは、その場でお借りし、私が泳がせることもなどもやります。
【チョイ投げ程度となりますが】
この時、まず初めにルアーサイズを確認する事がとても大切な事なのです。
その方が使用していたルアーサイズが【カギ】となることが多い事と、その日の【手持ちの】使用して無いルアーを見せていただく事などです。
もちろんこれはその方へのアドバイスになるようなお話しに繋げていくからです。
ここでも 多くの方が【少し勘違い】をしている方が多く、ルアーボックスを見せていただくと、大体同じサイズのルアーしか「ボックス内に無い」と言う事です。
これも確かに、そのフィールドに合うサイズだけを持ってきたから、と言うことは、充分分かりますが
【釣れない】や【差、理由】が大体分かります。
例えば
釣れない方のボックスの中身は、サイズが【ほぼ同じサイズしか】見当たらないのです。
メインで使用しているルアーが80mm前後の中に、50mmや60mmなども多くなり、その逆の100〜130や150mmのルアーは、入って居ないや持っていないと言うことです。
また100mm 以上の物があったとしても「巾や太さ、高さ」が以上に大きい物が入っていることが多く、このスタイルは、本当に良く見かけます。
「このサイズを使用したことありますか?」
聞くとほぼ90%の方が
「釣れるルアーだから、購入しておいた方か良いと、友達や釣具屋さんに言われたから…」
などの非常に安易な答えが返ってきます。
私からすると、その答えもオールシーズンで考えてみれば「間違い」では無いと思うが、実際フィールドで使用していた、ルアーやルアーローテーションの中に、果たしてこのサイズのルアーが入っていて良いかと言うことで、私がフィールドをみていた限りでは、100mm 以下のルアーの出番は無いように思えました。
どうですか?この様にご自身のボックススタイルにも! 似ているかもしれませんし、この方のように、多くの方が「罠」に「負のスパイラル」に引き込まれてしまう方が、多くいる事も現実なのです。
ではこのスパイラルから抜け出すには、何が良く、何がいちばんのちか道になることなど、そのやり方をお話しします。
季節とベイト
この場合は、本来「季節やベイトサイズ」を気にすることがとても大切だと言うことですが、このサイズに対し、勘違いをしている方が多いと言うことです。
先ほどのサイズと聞くと「全体の長さ」だけを見たりショップや友達から「売れているから」…などになります。
当然ルアーの全長も大切で、外せない要因で有ることは、間違いないのですが、私が本来、気にして欲しいことは「全長と厚み、高さ」の事です。
例えば、霞ヶ浦などの周辺では【ワカサギ】はすでに100mm から大きな物になると150mm を大きく超える物も少なく有りません。
そうなっても「釣り人」は勝手に季節や体感の事など忘れ、釣り師の想像でルアーサイズを、70mmや 80mm のサイズを選んでいます。
このことは、ある意味『マッチ ザ ベイト的の考え方からすれば、決して間違いない事かもしれませんが、実際のフィールドでの【ワカサギ】はビッグイベント「産卵」を終え、その後は…… ボトムに横たわるだけの魚となりますが、、、そのギリギリのワカサギを、捕食しようと次の「中型のフィッシュイーター」が現れる事になります。
そのため大型のフィッシュイーターは、弱ったワカサギを捕食しに来た【中型のベイト】を積極的に捕食しようとします。
これは自然界で、当たり前のサイクルや行動です。
もちろんボトムに落ちてきたワカサギも捕食しますし、ストラクチャーで、ジッとしている目の前にワカサギが落ちてきたら、捕食する事は間違いありません。
ここで一番言いたい事は「ワカサギ」も大きくなり、ルアーサイズの70mmや100mmでは無く、もう少し大きく成長していると言う事で、コレは各フィールドにより変わりますが、私の経験上、ほぼ間違えなくこのパターンとなります。
サイズの決め付けは駄目
私も含めて、釣り人は勝手にベイトのサイズをルアーサイズで決めてしまう傾向が有り、これが私からすれば、メーカーやショップの【罠】だと言うことを、理解して欲しいと言うことです。
この事も各地のフィールドの季節などで少しずつ変わることかもしれませんが【基本はやはり基本です。】
これも充分理解した上でルアーサイズを選択してみてください。
決して70mm、80mm 、90mm 、100mm の小型や中型のルアーがダメだと言うことでは無く、フィールドを良く観察し、小型のルアーを何度か投げたあと、必ず大型のルアーも投げてから、良く様子を観察してください。
きっとビッグワンに出会えるチャンスが増えるはずです。
トラウトやシーバスにも効く
今回の内容は、バスのワカサギとしてお話ししましたが、実は【トラウトやシーバス】にも当てはまることで、ワカサギを他のベイトに変えてみれば良いだけのお話になります。
またラストになりましたが、最初のお話しで、幅と高さと言いましたが、私の経験からすると「細長く、体高がある」一般的な呼び方をすれば、【スリムタイプ】やフラットタイプの物がメーカーを問わず、このスタイルにいちばん近い物だとも思います。
貴方がもう一つルアーを購入するのであれば、なるべく細身のタイプをひとつ選んでみて下さい。
今回のサイズの使い分けなどを参考にして頂ければ幸いです。
季節はどんどん進みます。このチャンスを最大限に活かしてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
Let's do good fishing and protect
the better natural environment,
hope you can do good fishing
TAD Thank you
バルサルアーを考え
バルサ材の質を見る
バルサ材料から見たルアーであり、○○○メーカーの***ベイトというお話では有りません。
ルアー材料のバルサ材は身近な材料としてもホームセンター、各釣り具店、模型店なで購入できるとても身近な材料だと思いますが、バルサ材料とひと口に言っても実は、バルサ材の中にも【堅さや比重】が多く、製作者が選ぶ【質】などでも変わります。
バルサ材、材料の特長やメリットやデメリットなどもなるべく簡単に説明します。
この内容は個人的な見解とさせて頂きます。
模型飛行機から大型の船まで
例えば、模型飛行機「グライダー」などは強度と軽さを求めた物として、とても有名ですし、お手軽に製作出来る物からハイエンドモデルまで有りますが、幾らハイエンドモデルとはいえ、材料に使用しているものは、やはりバルサ材で、ハイエンドモデルは【見た目の質感やバランス】の良い【狂い】の少ない良質なバルサ材で、やはりそのぶん一般のバルサ材より高価な材料になります。
一般の方からすれば、バルサ材に其れほどの違いが無いようにも見えますが、木材全てに等級があるように、バルサ材にも「等級」などがあります。
また特に堅いバルサ材は、大型の飛行機、船の模型などと色々に幅広く使用されております。
バルサ材の等級や質
材料の見た目や質感などは
AAA材、AA材、A材、AB材、B材、C材 、などで表しますが、一般的な表し方としては、堅さや比重などで確認ができ、こちらの方が分かりやすいかも知れません。
記号、比重
- SS 0.10〜SM 0.18
- M 0.21〜MH 0.24
- H 0.26〜HH 0.29
バルサ材の記号の方が多く記載されておりますが、
この記号や記載はメーカーにより異なります。
このようにバルサ材でも色々あり、使用目的や製作する物により、より良く使い分けが出来るのがバルサ材です。
ルアー製作用として私がお勧めする物は、
AB材、B材、C材くらいで、比重が、MH.0.24、
H.0.26 、HH.0.29 くらいの物が、ルアー製作に適していると思います。
このH材からHH材の材料【ハードバルサ材】を実際のTADルアー製作に使用し、またハードバルサ材の
【切り落とし】材料としても各サイズで販売しております。
プロビルダーさんからの指名
私も最初の頃は、いろんな堅さのバルサ材でルアーを製作していましたが、フィールドで使用する物としては、「H.026かHH.029以上の堅さ」がある物が
【全体的に】バランスが良く、また何より耐久性に優れていると言うことで、このバルサ材をHH記号の
【ハードバルサ材】を使用しています。
このハードバルサ材にも、もちろん欠点があり
【木目が大きくなり、バラ付きや芯材特有の堅さ】なども有ります。
また幾ら同じサイズの物やウェイトを仕込み、綺麗に仕上がったルアーでも「塗装工程まえ」の乾燥後に「微調整」を繰り返さなくてはならないことなどが有ります。
もちろんハードバルサ材では無くても微調整は必要な作業です。
なにかと手間の掛かるバルサ材でのルアー製作ですが、総合的にみても良い材料であることは間違い無い物でもあり、また私の知る限り、多くのプロルアービルダーさん達もハードバルサ材の流通が余り無い物だということを知っており、ハード系バルサ材を見つけては「ストック材料」としております。
バルサ製ルアー編
ルアー材料の代名詞とも言えるのが、バルサ材製ルアーで特に【リアル系】のルアーに多く使用されている傾向が有ります。
なぜバルサ材はルアー製作に多く使用され、また適している材料として選ばれている大きな理由が二つほどあります。
バルサ材特有の「レスポンス」と「成形、製作が簡単」なことなどが考えられます。
リアル系が多いことは、 クリアウォーターでのトラウトやサーモンに使用する「ミノーやジャークベイト」を作っていた方が、バルサ材の【高浮力】を活かして製作していたことが始まりのように思います。
それまでのミノー系ルアーと言えば「ウッド材」が多く、子供の頃に見た ぼろぼろのルアーが、ウッド製だと記憶しておりますが、正直言って、この頃 おじさん達が使っていたルアーが何処のメーカーだったかも分かりません。
ウッド材では、どうしても全体的にアクションが「重く」なる傾向があり、幾ら「ノンウェイト」のフローティングタイプでも「ワン アクション」遅れて浮き上がってしまいます。
その点バルサ材ではバルサ材自体が「軽く」ウェイトの入れ方や配置にもよりますが、すう通りの浮き上がり方もでき、浮き上がるレスポンスも向上し、数百通りの考え方ができるようになります。
ミノーを製作する際の第一条件として、ハイフローティングやフローティングモデル設計とした時に、バルサ材を選ぶことにより最適な材料になります。
またバルサ材は軽量な材料で【切るや削る】といった作業も簡単で速くなり、製作する本数も必然的に多くすることができますが、その逆に、本数は少なくなるが【1本のルアーに多く時間を掛け】リアルな装飾物に仕上げる方向性の考え方もできます。
これは製作者の考え方や見解で変わると思います。
ハードバルサはHH材を使用
TADはハードバルサ材を20年以上使用しております。
【TADルアーが使用しているハードバルサ材は、バルサ記号「 H & HH 」
比重は、0.25〜0.29位の物ですから、ビッグベイト製作もできます。
よく桐材と比較されますが、
桐材の比重は【0.23〜0.25位】です。
幾らハードバルサ材と言えども、下地処理などたいへんなことも沢山ありますが、それでも他の「ひのきやひばなどの銘木材」よりハードバルサ材は他に類似ない、より優れた材料です。
バルサ材を材料にしたとき
メリット
バルサ製ルアーの最大の特長は「浮力」にあり、
この浮く力を利用したフローティングタイプの代名詞となっている物がペンシルベイトで、名作も数多く有り、各地のレコードフィッシュを釣り上げています。
バルサ材の凄さは、製作の良さ、速さはもちろんですが、例え壊れても修理が複数回は出来るということです。
過去に一番多く修理した物で「8回」は繰り返したルアーも有り、流石に9回目には「置き物」飾り物にした経験が有ります。
このことからハードバルサ材ルアーは「購入」した時は高額に感じても、永く使用することで、1回の「ワンシーズン」のコストも抑えられる物だと思います。
もちろんこれは製作している側の意見かも知れませんが、私もルアー釣りをやっている者だからこその考え方です。
修理してまた使うことの良さも感じていただきたいです。
製作や修理をやっていないと分からない事かも知れませんがね。
デメリット
バルサ材が加工しやすいイコール「キズやへこみ」が出来やすいということや、木材自体が水に弱いということもあり、ルアーに加工した後、水対策を考えなくてはなりません。
このことはウッドやバルサ製ルアー材全体的に当てはまることですが。
バルサルアーの総合点
【プラス80点】は何と言っても
昨今のルアーで見ると「人気」や「認知度」などになりますが、製作情報が多くなりバルサ製ルアーを多く見かけるようになり、初心者の方でも気軽に購入が出来る商品や価格帯となってきていることです。
もちろん以前と比べればですが。
【マイナス20点】はどうしても
バルサ材全体的にバラ付きがあることやメーカー側が「プレミアム商品」にしていること。
またウッドやバルサ製ハンドメイドは「固定ウェイト」になり、このウェイト方式に慣れない方が多く、直ぐに「飛ばない」ルアーだと決めつけてしまうことなどです。
実戦的な練習などはせず、イメージだけで終わらせる方も多いように思います。
全体でみて
これも少し厚かましいことかも知れませんが、昨今のフィールド状況や社会的な問題で、今は余りプラスチック問題や溶剤のことなどに【目】を向けらていませんが、数年前の様にまたフィールドのルアー問題が取り上げられる気がします。
レジ袋の廃止やプラスチック製ルアーのことが取り上げられる日も近いと感じております。
一見するとウッドやバルサ製ルアーには、関係無いようにも見えますが、その裏では、溶剤やウッドショック関連に繋がってしまいます。
このような問題が、大きく取り上げられないように今から、少しでも対処できるよう、1人ひとりが、出来れば使用するルアーをひとつでもウッドやバルサ製に変えてみれば良いと思います。
また大手メーカー側も、もう一度考える必要がある時だと感じているからです。
今回はバルサ材ルアーについて少し考えてみました。
全てとは言えませんが、こんな感じでしょうね。
皆さんは、どう思いましたか?
新規 ルアー購入の目安に、また多くのウッドやバルサルアーを使用して頂ければ幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
楽しいフィッシングライフを!
Good fishing and good luck!
ウッドルアーを考えて
ルアーを考えてみる編
貴方がルアーの「材料」と聞いて、ハンドメイドルアー製作に最も多く使用されている「ウッドやバルサ材製」の物ですか? また昨今 多くのハンドメイドルアー製作者が利用している「樹脂製」の物ですか。
今回は、このことを少し考えてみましょう。
ルアー製作とひとことにいっても、製作者が選ぶ素材や材料でも変わります。
ウッド材やバルサ材、樹脂材などは、素材その物の価格帯より、材料を扱える人、製作できる人数が1人で製作しているためです。
少人数や1人で製作していますから、でき上がる本数もごく僅かで、少量生産となってしまい、どうしても価格を下げられないと言うのが現実的だと思います。
これらの事を踏まえ、材料の特長やメリットやデメリットなどもなるべく簡単に説明します。
この内容は個人的な見解とさせて頂きます。
ウッド製ルアー編
木材好きの私が、ウッド材料を個々の種類として書き始めると長くなってしまうので【木材全般的】な内容として書きます。
ルアー材料の代名詞とも言えるのが、やはりウッド製のルアーだと言っても過言ではないほどの歴史が有り、特に「杉材」“cedar wood” が身近にあったことが、最大の影響だったと思います。
そのため現在でも「クラッシック系スタイル」や
「オールド系タイプ」のルアー材料にあえて「杉材」を使用するビルダーさんも多く、裏を返せば、ルアーの始まりから現在に至るまで、杉材は選ばれるほど優れた材料だという証になります。
この他に国内では「ひのきや桐」などがあり、海外では「ジェルトンやアガチス」材料なども多く使用されています。
またルアー用材料として使用される木材は「個人でも」入手のしやすい材料を選ぶことは大前提なのですが、材料自体の加工も比較的速く出来ることが大きいからです。
メリット
ウッド製ルアーの最大の特長は「浮力」にあり、この浮く力を利用した代名詞のルアーがバス用の「トップウォーター系」です。
- 他のルアーでもこのウッドの浮く力を使い理想のアクションを出して行きます。
- これは個々の木材で少し変わりますが、ウッド特有の「滑らか」や水に「絡み付く」「滑り」などの表現のアクションが出やすくなります。
- また材料全体が他の材料より「重く」なりますが、内部に入れる「オモリ」を小さく出来ることや【同じルアーウェイト】でも重りを「前後」に分散して入れることなども可能になります。
- やはり何と言っても「木材自体」の「堅さ」が有り、プラスチック製の物では「破壊」されてしまうような衝撃でも、木材特有の粘りや衝撃吸収力と回復、復元力がウッド製の魅力だと思います。
- この回復力や復元力の凄さは、修理、製作などをしていないと分からない事かも知れませんが。
デメリット
木材が加工しやすいイコール「キズやへこみ」が出来やすいということや、木材自体が水に弱いということがあり、ルアーへと加工した後に水対策を考えなくてはなりません。
- ルアー内部に水が「浸水や浸透」してしまうため、ボディ内部から外部までの両方に、防水対策などを考え各種溶剤を使用します。
- この溶剤も一般の方からのイメージがあまり良く無い様に考えられています。
- 材料が重いため「大型のルアー」を作る際には良いのだが、小さなルアーを作ることは、ある程度の経験が無いと難しいことです。
- ウッド材特有の「木目」が「堅い」場所と「柔らかい」場所が出てきてしまいます。
- この赤い場所は堅く白い場所は柔らかいという特長があり、出来上がった商品にも「バラ付き」が多く出てしまいます。
- また木材の内部に「脂」が多く、このヤニ対策を怠ると「臭い」や脂が出て「数年」で、塗装溶剤を剥がし駄目になってしまいます。
ウッドルアーの総合点
本来ならば、ウッド材には100点を付けたいのですが【一般的な材料】ルアー用としては、60点となります。
ウッドルアーと言うと、バス用のトップウォーターやソルト用のビッグベイトでしか 認めて貰えて無いという現実からです。
【プラス60点】 は何と言っても
昨今のルアーサイズで見ると、ビッグベイトが
「人気」や「認知」されており、数年前と比べるとウッド材を使用したルアーが、業界全体で見直され、各大手メーカーでも積極的に使用されるようになってきたことを考慮しての点数です。
もちろん以前と比べればですが。
【マイナス40点】 はどうしても
材料にバラ付きがあることやメーカーも簡単に商品化し「無駄な価値観」や「プレミアム商品」にしていること。
また多くの物が、トップウォーター系であり、スクリューヒートンなどを使用し、見た目だけで言えば、一般の方からはオールドタイプや奇抜なデザインの物が多く出回っているということです。
但しこのマイナス点
木材の質により「高価や安価」などのイメージも大きく影響していると感じますし、昨今のビッグベイトのイメージも重なるものだと感じます。
TADも、木曽や吉野ひのきを使用し、製作していますが、単にプレミアムな商品や高価な商品にしたことは無く、木材の年輪や木目、木理の綺麗さを皆さんに知って欲しいという思いからですが、どうしても「銘木材」を使用しルアーを作っている、イコール高価な商品を売っていると考えられてしまいますが、TADは他とは異なり、材料の仕入れ先からはじまり、ルアー製作の全てを公開しております。
またウッド製ルアー品を作っている全ての方が、ウッド材料に対して、もう少し思いを込めて頂ければ良いと思いますし、そうすることでウッドルアーに対して、皆さんの見方や見解が変わると思います。
また銘木材に対してもイメージを少しでも変えたいと考え、日々SNSなどを使って情報発信しております。
今回はウッドルアーについて少し考えてみましたが、 全てとは言えませんが、こんな感じでしょうね。
皆さんは、どう思いますか?
新規 ルアー購入などの目安になれば幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
楽しいフィッシングライフを!
Good fishing and good luck!
プラルアーを考えてみる
プラスチック製ルアー編
プラルアーをもう一度皆さんと一緒に考えてみよう〜
皆さ〜ん 春はもう来ていますょ〜
準備してフィールドにレッツゴー
貴方がルアーの「材料」と聞いて、いちばん最初に思い出す物はなんですか?
プラスチック製、其れともハンドメイドルアー製作に最も多く使用されている「ウッドやバルサ材製」の物ですか? また昨今 多くのハンドメイドルアー製作者が利用している「樹脂製」の物ですか。
今回は、これらのことを少し考えてみよう。
このように「ルアー製作」とひとことにいっても、製作者が選ぶ素材や材料でも細かく変わりますし、一般の方や初心者の方には、選ぶことさえ少し難しい事です。
また大量生産が可能なプラスチック製ルアーは、大きな工場での流れ作業となり比較的に価格が安くなりますが、ウッド材やバルサ材、樹脂材などは、素材その物の価格帯より、材料を扱える人、製作できる「人数」が1人もしくは多くても3人ほどで製作しているためです。
当然ですが少人数や1人で製作し、でき上がる物や完成できる本数もごく僅かですから、少量生産となってしまい、どうしても価格を下げられないと言うのが現実的だと思います。
これらの事を踏まえ、材料の種類などを解説してみますが、特長やメリットやデメリットなどもなるべく簡単に説明します。
この内容は個人的な見解とさせて頂きます。
プラスチック製ルアー
現在いちばん使用材料として多くの物が
「ポリカーボネート樹脂」「ABS樹脂」などが一般的な素材として多く使われている材料です。
この素材、材料のいちばん良いところは、
クリア「中が見える」透き通るほど綺麗な物が出来上がるという点です。
またポリカーやABS素材は、しなやかで弾力性や衝撃吸収に優れた素材であるという点です。
現時点で樹脂製ルアーは、製造過程において、まだ解決しなくてはならない問題も多くありますが、
この問題は、各ビルダーさんの立場があるということ、また私が、樹脂製品を作った経験があまり無いことから、樹脂製品に対してのコメントは差し控えておきます。
樹脂製品でひとつ言えることは、一般的にフローティングよりシンキングモデルの方が少し多く存在し、はっきり言って「なぜか?」理由は分かりません。
これから、樹脂製品についてももう少し勉強したいと考えております。
*メリット
- なんと言っても大量生産には非常に適している 。
- 同じ型の物を5000〜1万個 位は製作。大量生産品なので個々のズレなどが出にくい。
- 複数のモデル「F、SP、S」ができる。
- 全ての作業が流れ作業で製作ができる。
- 企画、開発、製造、塗装、テストなども半年〜1年ほどスピーディーに市場に送り出すことができる。
- 同じスペックの物になり安心できる。
- 消費者がいつでも入手できること。
- カラーが豊富にあり消費者が色々試せる。
もう少しありますがこのくらいで。
*デメリット
- 大量生産品なので市場での人気が下がると在庫の行き場が無くなる。
- 幾ら別のカラーを出しても売れなくなる。
- 毎年新商品を出さないと飽きられる。
- 同じカラーリングは3年ともたない。
- 初期モデルからの変更はない。
- モデルによっては「F、SP、S」で売れないモデルが出てしまう。
- 在庫に対してバラ付きが多くなる。
- ポリカーやABS素材なので熱に弱く、保管を怠ると熱により、膨張したり変形する「塗装が剥げる」など、リップが折れたり衝撃によりボディ接着面から内部が浸水する 。
この他にも様々なことがまだ多く有ります。
プラルアーの総合点
総合的にプラスチックルアーは、メリットとデメリットが有りますが、私なりの考えは、100として
プラス85点 でマイナス15点です。
【プラス80点】は何と言っても、初心者の方でもすぐに使える点と、気に入った物がいつでも入手出来ること、またカラーリングも豊富に揃っていることで、フィールドや季節などでもすぐに変えることができる点ですが、幾つかのメーカーを除いても全体的に価格が安いと言うことがやはりいちばんの高得点になります。
【マイナス15点】はどうしても大量に出回るため、販売店により上下の価格差が出て人気、不人気の差もより大きくなってしまうと言うことからです。
但しこのマイナス点は、昨今の社会的な影響化などの問題も有りますが、今回の評価対象にはしておりません。
この先のプラスチックルアー製造はメーカー側に新たな開発と発展を期待したいからです。
今回はプラルアーについて少し考えてみました。
もちろん全てとは言えませんが、まぁ ざっとこんな感じでしょうね。
皆さんは、どう思いましたか?
新規 ルアー購入などの目安になれば幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
楽しいフィッシングライフを!
Good fishing and good luck!