ハードバルサ材
寒くなっり!お部屋でハンドメイドルアー作り
ハンドメイドルアーの一番の良さは、自分の好みのサイズや形をアイデア次第で反映させることができるという点です。
この見方や考え方は市販のルアーにはないオリジナリティや個性を持ったルアーを作ることで、より一層釣りの楽しみが増えます。
また当然のことですが、自分で作ったルアーで魚が釣れた時の喜びは格別で、他のルアーでは味わえない感動が湧き出できます。
一口にハンドメイドルアーと言っても、木材やバルサなどの材料を削って形を作る方法や、樹脂やシリコンなどを型に流して成形する方法など、様々な作り方があります。
どの方法も、自分の手でルアーを作るという点では同じなのですが、それぞれに特徴やメリットがあります。
例えば、木材やバルサを削って作る方法は、自由に形や大きさを変えることができるというメリットがあります。
一方、樹脂やシリコンを型に流して成形する方法は、一度型を作ってしまえば、同じ形のルアーを簡単に量産することができるというメリットがあります。
ハンドメイドルアーの作り方については、インターネットや本などで詳しく紹介されています。
ハンドメイドルアーに興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。
自分だけのオリジナルルアーで、釣りの世界がまた一つ広がるかもしれません。
バルサルアーを考え
バルサ材の質を見る
バルサ材料から見たルアーであり、○○○メーカーの***ベイトというお話では有りません。
ルアー材料のバルサ材は身近な材料としてもホームセンター、各釣り具店、模型店なで購入できるとても身近な材料だと思いますが、バルサ材料とひと口に言っても実は、バルサ材の中にも【堅さや比重】が多く、製作者が選ぶ【質】などでも変わります。
バルサ材、材料の特長やメリットやデメリットなどもなるべく簡単に説明します。
この内容は個人的な見解とさせて頂きます。
模型飛行機から大型の船まで
例えば、模型飛行機「グライダー」などは強度と軽さを求めた物として、とても有名ですし、お手軽に製作出来る物からハイエンドモデルまで有りますが、幾らハイエンドモデルとはいえ、材料に使用しているものは、やはりバルサ材で、ハイエンドモデルは【見た目の質感やバランス】の良い【狂い】の少ない良質なバルサ材で、やはりそのぶん一般のバルサ材より高価な材料になります。
一般の方からすれば、バルサ材に其れほどの違いが無いようにも見えますが、木材全てに等級があるように、バルサ材にも「等級」などがあります。
また特に堅いバルサ材は、大型の飛行機、船の模型などと色々に幅広く使用されております。
バルサ材の等級や質
材料の見た目や質感などは
AAA材、AA材、A材、AB材、B材、C材 、などで表しますが、一般的な表し方としては、堅さや比重などで確認ができ、こちらの方が分かりやすいかも知れません。
記号、比重
- SS 0.10〜SM 0.18
- M 0.21〜MH 0.24
- H 0.26〜HH 0.29
バルサ材の記号の方が多く記載されておりますが、
この記号や記載はメーカーにより異なります。
このようにバルサ材でも色々あり、使用目的や製作する物により、より良く使い分けが出来るのがバルサ材です。
ルアー製作用として私がお勧めする物は、
AB材、B材、C材くらいで、比重が、MH.0.24、
H.0.26 、HH.0.29 くらいの物が、ルアー製作に適していると思います。
このH材からHH材の材料【ハードバルサ材】を実際のTADルアー製作に使用し、またハードバルサ材の
【切り落とし】材料としても各サイズで販売しております。
プロビルダーさんからの指名
私も最初の頃は、いろんな堅さのバルサ材でルアーを製作していましたが、フィールドで使用する物としては、「H.026かHH.029以上の堅さ」がある物が
【全体的に】バランスが良く、また何より耐久性に優れていると言うことで、このバルサ材をHH記号の
【ハードバルサ材】を使用しています。
このハードバルサ材にも、もちろん欠点があり
【木目が大きくなり、バラ付きや芯材特有の堅さ】なども有ります。
また幾ら同じサイズの物やウェイトを仕込み、綺麗に仕上がったルアーでも「塗装工程まえ」の乾燥後に「微調整」を繰り返さなくてはならないことなどが有ります。
もちろんハードバルサ材では無くても微調整は必要な作業です。
なにかと手間の掛かるバルサ材でのルアー製作ですが、総合的にみても良い材料であることは間違い無い物でもあり、また私の知る限り、多くのプロルアービルダーさん達もハードバルサ材の流通が余り無い物だということを知っており、ハード系バルサ材を見つけては「ストック材料」としております。
バルサ製ルアー編
ルアー材料の代名詞とも言えるのが、バルサ材製ルアーで特に【リアル系】のルアーに多く使用されている傾向が有ります。
なぜバルサ材はルアー製作に多く使用され、また適している材料として選ばれている大きな理由が二つほどあります。
バルサ材特有の「レスポンス」と「成形、製作が簡単」なことなどが考えられます。
リアル系が多いことは、 クリアウォーターでのトラウトやサーモンに使用する「ミノーやジャークベイト」を作っていた方が、バルサ材の【高浮力】を活かして製作していたことが始まりのように思います。
それまでのミノー系ルアーと言えば「ウッド材」が多く、子供の頃に見た ぼろぼろのルアーが、ウッド製だと記憶しておりますが、正直言って、この頃 おじさん達が使っていたルアーが何処のメーカーだったかも分かりません。
ウッド材では、どうしても全体的にアクションが「重く」なる傾向があり、幾ら「ノンウェイト」のフローティングタイプでも「ワン アクション」遅れて浮き上がってしまいます。
その点バルサ材ではバルサ材自体が「軽く」ウェイトの入れ方や配置にもよりますが、すう通りの浮き上がり方もでき、浮き上がるレスポンスも向上し、数百通りの考え方ができるようになります。
ミノーを製作する際の第一条件として、ハイフローティングやフローティングモデル設計とした時に、バルサ材を選ぶことにより最適な材料になります。
またバルサ材は軽量な材料で【切るや削る】といった作業も簡単で速くなり、製作する本数も必然的に多くすることができますが、その逆に、本数は少なくなるが【1本のルアーに多く時間を掛け】リアルな装飾物に仕上げる方向性の考え方もできます。
これは製作者の考え方や見解で変わると思います。
ハードバルサはHH材を使用
TADはハードバルサ材を20年以上使用しております。
【TADルアーが使用しているハードバルサ材は、バルサ記号「 H & HH 」
比重は、0.25〜0.29位の物ですから、ビッグベイト製作もできます。
よく桐材と比較されますが、
桐材の比重は【0.23〜0.25位】です。
幾らハードバルサ材と言えども、下地処理などたいへんなことも沢山ありますが、それでも他の「ひのきやひばなどの銘木材」よりハードバルサ材は他に類似ない、より優れた材料です。
バルサ材を材料にしたとき
メリット
バルサ製ルアーの最大の特長は「浮力」にあり、
この浮く力を利用したフローティングタイプの代名詞となっている物がペンシルベイトで、名作も数多く有り、各地のレコードフィッシュを釣り上げています。
バルサ材の凄さは、製作の良さ、速さはもちろんですが、例え壊れても修理が複数回は出来るということです。
過去に一番多く修理した物で「8回」は繰り返したルアーも有り、流石に9回目には「置き物」飾り物にした経験が有ります。
このことからハードバルサ材ルアーは「購入」した時は高額に感じても、永く使用することで、1回の「ワンシーズン」のコストも抑えられる物だと思います。
もちろんこれは製作している側の意見かも知れませんが、私もルアー釣りをやっている者だからこその考え方です。
修理してまた使うことの良さも感じていただきたいです。
製作や修理をやっていないと分からない事かも知れませんがね。
デメリット
バルサ材が加工しやすいイコール「キズやへこみ」が出来やすいということや、木材自体が水に弱いということもあり、ルアーに加工した後、水対策を考えなくてはなりません。
このことはウッドやバルサ製ルアー材全体的に当てはまることですが。
バルサルアーの総合点
【プラス80点】は何と言っても
昨今のルアーで見ると「人気」や「認知度」などになりますが、製作情報が多くなりバルサ製ルアーを多く見かけるようになり、初心者の方でも気軽に購入が出来る商品や価格帯となってきていることです。
もちろん以前と比べればですが。
【マイナス20点】はどうしても
バルサ材全体的にバラ付きがあることやメーカー側が「プレミアム商品」にしていること。
またウッドやバルサ製ハンドメイドは「固定ウェイト」になり、このウェイト方式に慣れない方が多く、直ぐに「飛ばない」ルアーだと決めつけてしまうことなどです。
実戦的な練習などはせず、イメージだけで終わらせる方も多いように思います。
全体でみて
これも少し厚かましいことかも知れませんが、昨今のフィールド状況や社会的な問題で、今は余りプラスチック問題や溶剤のことなどに【目】を向けらていませんが、数年前の様にまたフィールドのルアー問題が取り上げられる気がします。
レジ袋の廃止やプラスチック製ルアーのことが取り上げられる日も近いと感じております。
一見するとウッドやバルサ製ルアーには、関係無いようにも見えますが、その裏では、溶剤やウッドショック関連に繋がってしまいます。
このような問題が、大きく取り上げられないように今から、少しでも対処できるよう、1人ひとりが、出来れば使用するルアーをひとつでもウッドやバルサ製に変えてみれば良いと思います。
また大手メーカー側も、もう一度考える必要がある時だと感じているからです。
今回はバルサ材ルアーについて少し考えてみました。
全てとは言えませんが、こんな感じでしょうね。
皆さんは、どう思いましたか?
新規 ルアー購入の目安に、また多くのウッドやバルサルアーを使用して頂ければ幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
楽しいフィッシングライフを!
Good fishing and good luck!
ミノー"O.R.B.S"ダガーとオリジナル
オリジナルミノー系とダガーミノー系
TAD O.R.B.Sルアーとは、【TADオールラウンダーベイトシリーズ】は、同じミノーやジャークベイトで2つのスタイルから選べ、2種類のスタイルは「オリジナルスタイル」と「ダガースタイル」ですが、長さやウェイトサイズで選ぶ事も可能です。
なお、 全てが1本のストレートタイプとなります。
各種スタイルサイズを選べる
オリジナルスタイル、ダガースタイル共に、基本的な物から限定サイズまでと、幅広く製作しており、仕様などのご相談にも応じております。
オリジナルミノー系とダガーミノー系
“O.R.B.S”ルアーサイズ
1 基本的なサイズ
各サイズの長さ 70mm 90mm 100mm 130mm 150mm
2 限定 &フルオーダー品
特別サイズ 170mm 195mm 215mm〜 MAX380mm
3 限定スーパーフローティングモデル
75mm 95mm 105mm 135mm 155mm
4 限定モデル 175mm 200mm
オリジナルとダガースタイル
A オリジナルスタイル
特長は大きな【ヘッド】と【鰓部分】で、ボディは全体的に楕円形で、直角三角形のイメージで、お腹側は平らなテールエンドまでストレート形状です。
ノーズ部分からヘッドトップまでが丸く、そこからテールエンドまでなだらかなストレート形状です。
一見すると丸く大きな頭で、細長い感じのミノーです。
B ダガースタイル
特長は大きな【フラットヘッド】 【フラット サイド ボディ】で【ボディーのトップ側やベリー側】も平らなフラットスタイルです。
この特長的なボディー形状は《 ヘキサゴン 》 と言い、六角形のフォルムで、ルアーの解説書などに出ている《 ヘキサ 》や【ヘキサルアーボディー】と言う言葉で使われており、こちらの表現のほうが正しいと思います。
AとBのスタイルにも基本スタイルが有り、初めてのかたや初心者のかたは【基本スタイル】から【サイズを選んで】いただいたほうが良いと思います。
また限定品のご用意も有りますが、スタイルやサイズにより、操作が難しく感じることもあります。
TAD O.R.B.Sルアーの基本系
フローティングが基本設定となり【スーパーフローティング】や【シンキング】【マックスシンキング】などのご用意もあります。
シリーズの特長は、多くの各銘木材を「ボディーの中身」に【ベース材】と使用し、製作しているということです。
また 『ベース材料』などでも少し動き、仕様が変わります。
O.R.B.S 材料の使い分け
フローティング系に良い材料
《ハードバルサ材、木曽檜、吉野杉、秋田杉、青森ひば》その他数種類
シンキング系に良い材料
【硬質】な材料《イチョウ、けやき、花梨、カエデ》その他数種類
銘木材も、昨今では社会的背景から入手困難が続きますが、少しでも皆さんに、ご紹介、推薦出来るように頑張っていきます。
また個人的にもまだまだ欲しい材木が沢山有り、がんばって製作を続けたいと思います。
〈オリジナルミノー&ジャーク〉と〈ダガーミノー&ジャーク〉
フローティング系での攻めかた
バルサやウッドのフローティングだと、皆さんのイメージが「軽くて飛ばないルアー」だと考えますが、このモデルでは【ハードバルサやウッド材】を使用しており、飛距離は出ます。
一般的なバルサは【非常に軽い】物ですが【ハードバルサ材】は、一般の物より【固く重い】バルサ材です。
TAD全ての物に当てはまる事ですが、使用する「材料自体の重さ」プラス「ウェイト」を入れた「トータルの重さ」を、考えたことで飛距離が伸びます。
この考え方のひとつは「ウェイト」は、ルアーを《着地ポイントまで飛ばす》ために入れるというTAD独自の「ウェイトの考え方」があるからです。
*この内容や説明は、別に書きます。
F. モデル
最初にフローティングを、あえて広角に投げることで、ターゲットのエサとなるベイトを探す上でも良いことです。
また、その日のルアーコンディションを見極めるためのひとつの方法としても良いと思います。
また意図的に浅めのエリアに投げ、積極的にボトムコンタクトさせ『砂やゴミ』なども舞上げ、同時に水流も変化します。
この時フロントフック「センターフック」が固くコーティングされたボディと擦れ合うことで、ターゲットによりルアーの位置や存在をアピールすることができます。
シンキング系での攻めかた
全ての時期、季節で【オールシーズン】使用することができるため、このモデルしか使わない方は『コレひとつを使いこなせば、全ての層がカバーできる』という方が、いるくらいで、当然ですが、ロッドに吊り下げた状態では、全体的に重く感じ、それだけでも飛びそうだと感じますし、そのようにも思います。
沈んで行く姿勢も3タイプあり、
《前傾、水平、後方姿勢》と選べます。
*この内容や説明も、別に書きます。
Sモデル
このモデルは、急激な天候の変化や水面近くにいたターゲットやベイトの姿が見えなくなった時などにも使え、春先の低水温の時期などでは、特に出番が多くなると思います。
またFタイプと比べると泳ぎだし【普通は比べません】が少しスローに感じますが「ジグ」のような「鈍いアクション」ではなく、ボディーが【左右に動き出す】時間であり、この感覚はアングラーにより若干の誤差もしょうじますが、Sモデルの好きな方は【立ち上がりは速いほう】だと言われております。
動いている水中のルアーは見えませんが
『糸』や『ロッド』から伝わる振動で、いろいろと考え、また想像していくことが、ルアーフィッシングの楽しみでもあります。
水の事や地形を考え、ターゲットやベイトのことを思うと、自然と操作が優しくなり良い釣りができます。
今回書いたこと全てが、少しでも参考になれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
日々良い釣りが出来ます事を心よりお祈りしております。
現在も店舗兼工房を一時休業中です
ルアー全品の製作、ご依頼などは
『受け付けておりません』
受け付け予定なども決まっておりませんが、
必ずまた受け付けを再開致しますので、
その際は宜しくお願いいたします。
Good fishing and good luck
T.A.D Thank you
ルアー用材はお任せください。
2021年も残すところ数時間となり、気が付けば一年が終わろうとしております。
この一年は、実店舗一時閉店を決め、2000年頃から集め貯めていたルアー製作用、各種銘木材の片付けや切り出しなどをメインに動き回っておりました。
昨今では、この材料が『ウッドショック』の影響もあり、とても高価な材料も含まれ、数年前のような価格帯での購入、ルアー製作材料としは、不可能な品物も多くあります。
まぁ、私の年齢から考えれば、今の量で充分、十分な量だと思いますのでご安心ください。
皆さんには、新ルアー製作や修理など何かとご迷惑をお掛けしておりますが、もうしばらくお待ちください。
2022もザベイトファクトリー&TADルアープロダクトをよろしくお願いします。
くれぐれもご自愛ください。
I wish you a good year in 2022.
Thank you
銘木でもハンドメイドルアー製作を
現在実店舗は一時休業中です。
今年2月より誠に勝手ながら社会情勢を踏まえて
『一時実店舗休業』しております。
皆様にはご不便とご迷惑をおかけしますが、
何卒ご理解とご協力をお願いいたします。
銘木でもハンドメイドルアー製作を
TAD.私は この期間を活用しハンドメイドルアー製作用の
「銘木ブランクス材料」の切り出しを行っております。
「銘木ブランクス材料」の切り出しを行っております。
普段ではどうしても後回しになる材料の切り出しですが,
この時期をひとつのチャンスと捉え活動しております。
各種銘木は「ハードバルサ材」「アオダモ材」「けやき材」 「かりん材」などを少しずつでは有りますが当店WEBサイトからご確認、ご購入できますので皆さんよろしくお願いします。
新たな!個性的な!ハンドメイドルアー製作
気軽に挑戦できる銘木でのルアーづくりを考えて興味が
有るかたやハンドメイド製作を行っている方は
是非 このチャンスをお見逃しなく!
各種銘木も平常より格安購入でき数量限定品も多数あります。
一般的な【バルサ材】でのルアー製作から
【ハードバルサ材】に変えてみる事も出来ます。
【ハードバルサ材】に変えてみる事も出来ます。
DIY製作からインディーズ、プロビルダーの方々
TADの銘木ルアー材料は、アマチュアからインディーズ、プロビルダーまでと、多くのハンドメイドルアー製作をしている方を応援しております。
新しい、他とは違う個性的なハンドメイドルアーの世界が広がること間違いない!
なお インターネットでのお買い物につきましては、
通常販売しておりますのでそちらを是非ご利用下さい。
またわからない事などは、
【お問い合わせメールから】お願いします。
少し落ち着かない日々やお疲れの日々が続きますが、
皆さんもがんばって下さい。
Have a nice DAY❣️ Good luck Fishing❗️
ルアーはバルサや桐材だけでは無い
国産材使用のルアーを
オンリーワンのデザインルアーは作り続けていても楽しいです。
tadのようにルアーで、木曽ひのき材や青森ひば材を使用している方があまりにも少ないのです。
一般的にウッド材を使用したハンドメイドルアーに適している素材や溶剤なども40年以上も前から 材料や作り方などあまり変わりが無いのが現実です。
『溶剤メーカーは、環境の事などを考えて 日々進化、開発しております。』
数十個単位から超大量生産しているメーカー品は、進化し環境に配慮し、優しい良い商品がたくさん有りますが、 何故かウッド材のハンドメイドルアーを製作している方は、ほんのひと握りだと言う事です。
今でも探し求めている物が、素材『木材』と溶剤『ウレタン系』で、特にウレタン系溶剤は、各メーカーの研究開発が早く、私が知る限り新商品が続々と出て来て迷ってしまいます。
また素材でも、もっと国産材を使いルアー作りに力を入れて行き、国産材でも良い《木》が、ルアーに使える材が多くある事を皆さんに知ってもらいたいと思い、その材の新たな使い方なども伝えたいと思い、国産材木でも色々なルアーを作り、試行錯誤しながら製作し、少しでも皆さんの おチカラに慣れれば良いと思います。
そんななか!時々 少し疑問に感じるようなお話しも有ります。
製作者は進化して行こう
今より もっと良い素材がまだ多く有ると思いますが、ひとつ言えば、ダメな材料など無いと思っております。
やはり いちばんの問題は、作り手の考えかたとコスト的な関係だと思います。
良く聞くお話に、作り手の方が、
「バルサ材でなければダメ」
「ソルトだから桐材が良い」
とか言っているお話で、私から言わせて頂ければ、其れらは全て《製作者が挑戦しない》だけの事だと思います。
手作りだから挑戦できる
確かに素材や材料を変えるとなると、イチカラ色々と勉強し、またある程度の道具を揃えなければならないと言う事もありますが、考え方を変えれば、この事に対して動く事が製作者の挑戦で有り、新たなルアー作りの考え等が湧いて来るはずで、ご存知のはずですし、製作者は知っている事だと思います。
バルサ材や桐材は良いルアー
桐材は国内で一番軽い木材で世界的に、バルサ材に次いで❷番目に軽い木です。
バルサ材と桐材の何方が良く、悪いと言う事ではなく、製作するルアーの特長や特性に応じた 考え方が良く 材料選びにも迷いません。
*フローティングに、*ソルトルアーに、*トップルアーに、*シンキング専用 など多く有りますがその多くの設計は、やはり製作者の考え方になってしまいます。
桐材の比重
参考品 会津桐材 ☆ 福島県三島町
《0.19〜0.30》だと言われており、バルサに比べて少しだけ重い材料ですが、国内では昔から建材などに使う材料の中では最も軽く、タンスや下駄など、特に琴などにも使われており、それでいて 正確な彫刻にも耐えられる硬度も持ち合わせています。
つまり バルサよりも『丈夫な木材』という事になりますが、もちろん難点もあり、「水管が大きい」ため、塗装などの工程で「目が止まらず、気泡が発生しやすい」という点もあり、これは、バルサ材とは違う《下地コーティング剤》の事を考え【塗膜強度をより頑強に】しなければなりませんし、 そのぶん、仕上がったルアーは重くなる傾向になります。
バルサ材の比重
参考品 バルサ材 ☆ 中南米エクアドル
《0.12〜0.20》 例え軽量なバルサ材であっても、外側に行くほど《比重が軽く柔らかく》内側に行くほど【重く硬い材料】になります。
これは、材の部分でまったく違う比重の材料となる事があります。
バルサは輸入品であるがゆえに
在庫が不安定になりがちであり、入手するタイミングが合えば良いのだが、入手できない時の事を考え、常に材料の仕入れ先などを考えておかないといけないと言う問題も出て、今ある在庫の材料を使い切ってしまう前に仕入れをして置かないといけないと言う点です。
特にTADルアーで使用している「ハードバルサ材」良質なバルサ材の仕入れは、本当に大変です。
自信を持っております。
ハンドメイドルアーと言う、いちばん環境の事を考えなくてはならないのに、何故か忘れられているように感じます。
やはり 手作りルアーですから少しでも環境の事を真剣に考えなくてはならないと思います。
TADルアーは、素材や溶剤等も日々新しい物を探し、進化をして行こうと考えており、こんなTADルアーのわがままを日々支えてくれる多くの方々に感謝しております。