ルアー情報
ミノーとジャークベイトのリップ
この時期はルアーに変化をつける
ここ数日の気温差で、いつも通りの釣りが上手くできなくなっていませんか?
私も毎年この時期になると日々の変化に対応することから「あれこれ考え」気付けば「手持ちのルアーを全て投げ尽くしている」なんて日も多くあります。
もちろん私の場合 ハードベイトの【ミノーとジャークベイト】が多くなります。
【え? ミノーやジャークベイトなら、この時期はいろいろ使っているょ】 と思う方も多いと思いますが、TADのハードベイトには、この時期ならではのリップの変更したプロトタイプのテストなどを多くする時期でもあります。
そのなかから良かった物を参考に、次のルアー開発や製作に取り掛かります。
☆ 現在工房を一時休業中 ☆
参考画像が粗くなりますがご理解の程よろしくお願いします。
リップサイズを変更する
ルアーケースの中には、ミノーやジャークベイトが、多く入っていると思いますが、それはいったいなぜですか?
先ずは簡単な発想から始めますが、なかでもいちばん簡単にできることが、各ルアーの【リップサイズ】を変更することから試します。
このリップ変更は、現在付いているリップをもう一度見直し、もう少し自分なりのフィッシングスタイルを考えてみることです。
皆さんも頻繁に使用するルアーのリップをもう一度確認し、何が足りないのかを考えてみることと、新たな発想で、また新しい使い方や攻め方などが見えてくると思います。
もちろん市販されている物は、ほぼ完成品だと思いますが、それはただ単に貴方がそう【思い込んでいるだけ】かもしれません。
☆過去の経験から釣れたから
☆各地の情報からセレクトした
☆友人知人、ショップから勧められた
などのさまざまな理由からだと思いますが、本当にそれで合っていましたか?
ルアーの楽しいところは【自分なりに考えたチュウニングができる】ということもひとつの楽しみ方だと思いますし、また チュウニングしたルアーであれば 【釣れた時の感動や喜びも】倍増することでしょう。
プラルアーを自分の物にする
一般的なプラルアーも含めて、一番最初に何をおすすめするか【狙うターゲットでも変わりますが】私の場合には、プラルアーと同時に、私が製作したルアーも含めてのアドバイスをしております。
この考えは、いくらTADルアーでも【無いアクションやデザイン】などがあるからです。
例えば、一般的な【サスペンド、SP】タイプなどは、TADルアーでは無いモデルとなります。
そのためサスペンドタイプが良い時期などでは、○○メーカーのサスペンドタイプをお勧めしておりますし、ミノー系ルアーが良い時期であれば、ジャークベイトやミノーをお勧めしております。
また私の考えでは【いちばん魚に見える事とルアーフィッシングに必要なことが、投げる、引く、止めるなどの操作ができ使っていても楽しいルアーだからです。】これは【ミノーやジャークベイトが初心者の方でも非常に釣れやすいルアーだとしてお勧めしております。】
もちろん、その方の経験などを考慮し、その方にあった物をセレクトすると言うことが大前提です。
なお!【バス釣りであれば、クランクベイトもお勧めしています。】
やはりお勧めするルアーは、TADのルアーになり…… ではなく! 今、ご自身がいちばん使い慣れている物や好きなルアーで、もう一つ踏み込んだ使い方をアドバイスします。
当然プラ製ルアーの相談や質問が一般的に多くなりますが、私はこれもひとつの大切なこととして考えているため、私の知る限りのアドバイスをします。
この相談の中には、プラルアーのチューニングなども多くなります。
このプラルアーのチューニングの方が、簡単に改造などができる点や失敗したとしても比較的に入手しやすいということからです。
再度、同じサイズを入手することもでき【改造した物】とノーマルとの比較が簡単にできると言う点からもお勧めしております。
その中でも私が、おすすめの改良は【リップの形を変えてみる】と言うことで、コレがいちばんカンタンで、見た目のアクションの違う物ができるということです。
オリジナルリップから変える
オリジナルルアーからのチューニングでいちばん簡単で、見た目での効果が出やすいのが、
リップの変更、チューニングです。
1 長さを変更する
リップを【短く削る】
リップの付け根からの「長さを測り」全体の30%までを最大限とし削り落とすやり方です。
効果 スタートアクションが「遅くなる」「引き抵抗が緩やかに」「ハイスピードで引ける」
主に フローティング系やシンキング系
No good 潜る深度が浅くなる、一定の深度調整が難しい
2 幅を細くする
リップの【前方を削る 】
前方、左右を最大で10%程 それ以上は、あまりお勧めできない。
効果 スタートは滑らかになるが、その分泳ぎ出すタイミングは遅れる。
ハイスピード引きが楽になり、引き抵抗も弱くなるが、上下に揺れるや潜る時間が短くなるなど。
主に フローティング系ワイドアクション系
No good 立ち上がるまでの時間が長い
3 左右の角を取る
リップの【角を丸くする】角を取ることで緩やかに動き始め大きなアクションを付けた時でも、引き抵抗が弱く、ストップand ゴーがやりやすい。
リップの付け根にかかるチカラが弱くなるが、クイックなアクションは苦手になる。
主に シンキング系ダイビング系
No good スローアクションが出にくい
4 裏側を薄くする
リップの前方から【付け根】まで前方を削ることで「クイック」になる
リップ全体を削ることで、スタートからストップandゴーまで綺麗に出せる。
泳ぎ出しのスピードが速くなりボディの浮き上がりも速くなる。
主に フローティング系サスペンド系
No good 耐久性が無く、折れや割れる
5 付け根を曲げる
ライターの火であぶる等、スタートスピード時に 頭を下げることで、ストップand ゴーのアクションで
浮き上がろうとするボディをもう一度同じ深度にできる。
主に サスペンド系 シンキング系
No good 季節限定での設定、割れや折れることが多くなる。
大まかな説明となりましたが、いちばん分かりやすく、め立アクションになります。
このようにリップのチューニングだけでも挑戦してみると【ルアーの難しさや、チューニングの楽しさ】なども勉強になり、次のルアーを選ぶ時などにリップの構造やボディスタイルなども参考になりますし、フィールドで使用していた時に【この場所は、あの○○○チューニングのルアーで攻めた方が良いなぁ】などと考える様になることで、今まで以上の釣果を引き出せるようになることでしょう。
ルアーチューニングを考えることは、自身の成長や進歩になりますので、是非 挑戦してみて下さい。
また、本来のルアーチューニングとは、別のことをやっている方も多く、私から見れば NG な作業を行っている方も多く見かけます。
では、駄目なチューニングとは、何か!!!
ルアーのチューニングは
最後になりましたが、ルアーチューニングとは【ルアーのレスポンスを上げる事が目的だということです。】 また【ご自身が使いやすい物にすることです。】
時々、ルアーをチューニングをする際に単に【ウェイトを貼る】などのことを【優れた良い情報】と考えている方がおりますが、このやり方は、ルアーアクションを《マイナス方向》にすることで、《この考え方は、NO GOOD な考え方で、デッドチューニング、デチューンとも言われるやり方になりますので!!お間違えないようにして下さい。》
競技車両やレース使用に仕上げるために【重くする】ことをチューニングとは言わないのと同じ考え方です。
まだまだルアーチューニングは、多く有りますが
【やり過ぎ無い程度が良い】こともあります。
今回は、どなたでも簡単にできるやり方のご紹介しました。
また機会がありましたら…その他のルアーチューニング方法もご紹介したいと思っています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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