ルアー情報
プラルアーを考えてみる
プラスチック製ルアー編
プラルアーをもう一度皆さんと一緒に考えてみよう〜
皆さ〜ん 春はもう来ていますょ〜
準備してフィールドにレッツゴー
貴方がルアーの「材料」と聞いて、いちばん最初に思い出す物はなんですか?
プラスチック製、其れともハンドメイドルアー製作に最も多く使用されている「ウッドやバルサ材製」の物ですか? また昨今 多くのハンドメイドルアー製作者が利用している「樹脂製」の物ですか。
今回は、これらのことを少し考えてみよう。
このように「ルアー製作」とひとことにいっても、製作者が選ぶ素材や材料でも細かく変わりますし、一般の方や初心者の方には、選ぶことさえ少し難しい事です。
また大量生産が可能なプラスチック製ルアーは、大きな工場での流れ作業となり比較的に価格が安くなりますが、ウッド材やバルサ材、樹脂材などは、素材その物の価格帯より、材料を扱える人、製作できる「人数」が1人もしくは多くても3人ほどで製作しているためです。
当然ですが少人数や1人で製作し、でき上がる物や完成できる本数もごく僅かですから、少量生産となってしまい、どうしても価格を下げられないと言うのが現実的だと思います。
これらの事を踏まえ、材料の種類などを解説してみますが、特長やメリットやデメリットなどもなるべく簡単に説明します。
この内容は個人的な見解とさせて頂きます。
プラスチック製ルアー
現在いちばん使用材料として多くの物が
「ポリカーボネート樹脂」「ABS樹脂」などが一般的な素材として多く使われている材料です。
この素材、材料のいちばん良いところは、
クリア「中が見える」透き通るほど綺麗な物が出来上がるという点です。
またポリカーやABS素材は、しなやかで弾力性や衝撃吸収に優れた素材であるという点です。
現時点で樹脂製ルアーは、製造過程において、まだ解決しなくてはならない問題も多くありますが、
この問題は、各ビルダーさんの立場があるということ、また私が、樹脂製品を作った経験があまり無いことから、樹脂製品に対してのコメントは差し控えておきます。
樹脂製品でひとつ言えることは、一般的にフローティングよりシンキングモデルの方が少し多く存在し、はっきり言って「なぜか?」理由は分かりません。
これから、樹脂製品についてももう少し勉強したいと考えております。
*メリット
- なんと言っても大量生産には非常に適している 。
- 同じ型の物を5000〜1万個 位は製作。大量生産品なので個々のズレなどが出にくい。
- 複数のモデル「F、SP、S」ができる。
- 全ての作業が流れ作業で製作ができる。
- 企画、開発、製造、塗装、テストなども半年〜1年ほどスピーディーに市場に送り出すことができる。
- 同じスペックの物になり安心できる。
- 消費者がいつでも入手できること。
- カラーが豊富にあり消費者が色々試せる。
もう少しありますがこのくらいで。
*デメリット
- 大量生産品なので市場での人気が下がると在庫の行き場が無くなる。
- 幾ら別のカラーを出しても売れなくなる。
- 毎年新商品を出さないと飽きられる。
- 同じカラーリングは3年ともたない。
- 初期モデルからの変更はない。
- モデルによっては「F、SP、S」で売れないモデルが出てしまう。
- 在庫に対してバラ付きが多くなる。
- ポリカーやABS素材なので熱に弱く、保管を怠ると熱により、膨張したり変形する「塗装が剥げる」など、リップが折れたり衝撃によりボディ接着面から内部が浸水する 。
この他にも様々なことがまだ多く有ります。
プラルアーの総合点
総合的にプラスチックルアーは、メリットとデメリットが有りますが、私なりの考えは、100として
プラス85点 でマイナス15点です。
【プラス80点】は何と言っても、初心者の方でもすぐに使える点と、気に入った物がいつでも入手出来ること、またカラーリングも豊富に揃っていることで、フィールドや季節などでもすぐに変えることができる点ですが、幾つかのメーカーを除いても全体的に価格が安いと言うことがやはりいちばんの高得点になります。
【マイナス15点】はどうしても大量に出回るため、販売店により上下の価格差が出て人気、不人気の差もより大きくなってしまうと言うことからです。
但しこのマイナス点は、昨今の社会的な影響化などの問題も有りますが、今回の評価対象にはしておりません。
この先のプラスチックルアー製造はメーカー側に新たな開発と発展を期待したいからです。
今回はプラルアーについて少し考えてみました。
もちろん全てとは言えませんが、まぁ ざっとこんな感じでしょうね。
皆さんは、どう思いましたか?
新規 ルアー購入などの目安になれば幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
楽しいフィッシングライフを!
Good fishing and good luck!
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://www.bait.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/266