2021年1月
ガボスルアーはピッチングロールも得意技
ワンメータークランク系など
現在プラスチック製品の優れた開発のもとに、小型のクランクベイトなどで、ピッチングクランク系がほぼ一年中使えるようになり、おもにゴロタ石まわりやテトラ帯での使用が非常に多くなっている。
ここで使用するルアーは、各社のワンメータークランク系などで、このタイプを使用すればわりと良い釣果がえられる。
このフィッシングスタイルは、専用のクランク系ルアーを使った方が良いのだが、なかなか市場に出回って無い事も、また事実かもしれない。
.....TADでもこのタイプのルアーがアル事をご存知だろうか?....
その名は「ガボスベイト」です。
このスタイルのルアーは、《下アゴがえぐれているような形状》で 一般的に言われている『ポッパータイプ 』形状の物と良く似ておりますが、このガボスルアーは、とても良く、楽しいアクションを出します。
もちろんこれは、アングラーの手返しのスピードにもよりますが、ハイスピードによるピッチングスタイルも可能なルアーなのです。
一般的なポッパータイプとは、またひと味ちがうアクションを生み出せます。
ピンポイントでのピッチングルアーなので、若干の早引きで、大きなアクションを出せ、特に短い距離でのワイドウォブル系の泳ぎが出来る非常に良いルアーなのです。
また、ピンポイントでのピッチングやシャローエリアをゆっくりと攻める事が出来るルアーなので、そのレスポンスに驚く事間違えなし!
是非 貴方の手でガボスルアーを今以上のルアーに育てて下さい。
季節的には、、、
以前は ウェイキングやハードルアーによるピンポイントのピッチング釣り方は、産卵後やアフタースポーンの2〜3週間後あたりがちょうど良いとされておりましたが、今では、ほぼ一年中このような釣り方を皆さんがやられております。
この機械に貴方も挑戦してみて下さい。
ガボスルアーはウェイキングにも
アシ側のアクションンだけでは無い
ガボスルアーのウェイキングは、どちらかと言うと、一般的に平地の野池や湖での使用がいちばん多いと思いますが、私は それ以外に、リザーバーでのシャローエリアなどでの使用や浮きゴミやカバー周りでも、この大好きなウェイキングをやります。
アシ以外では、シャローのストラクチャー周りやゴロタ石などでも、岸に沿うように投げ入れて行き、誘い出すようなイメージで攻めて行きます。
また 皆さんが、あまりやらないリザーバーや野池などの場所でも、私は積極的にウェイキングを取り入れております。
このお話をすると、リザーバーや野池で『私もウェイキングをやっているよ』と言うかもしれませんが、多くのアングラーさんは、シャロークランク等でこのウェイキングみたいなやり方をしていると思います。
このやり方、こちらの方が一般的なのかもしれませんけど。
尚!ここで言うウェイキングアクションとは、《スピナーベイトのブレードが巻き起こす波などの事では有りません。》
TADらしいウェイキングルアー
もう少しウェイキングに『特化』したルアーが欲しくなり、誰でも簡単にアクションが付けやすく、なおかつ楽しく釣れるルアーを目指しました。
一般的のウェイキングベイトとTADのウェイキングルアーは、なにが違うのかを説明する前に《ウェイキングルアーとは? 》から入りますが、こちらも簡単にご説明致します。
【ルアーボディが完全に潜らず】に、ルアーを引いたときでも、ボディが『最低でも10パーセント以上水面から出ている』クランクベイトに良く似た形状のルアーのことです。
泳ぎ方は、スーパーが付く程の『ワイドウォブル系』のルアーで、その大きな特長としては、ルアー後方にできる『波や渦巻』などで、魚にアピールする泳ぎと、アクションの釣り方です。
水面や水面直下、上下左右に波や渦巻を起こしやすいルアーのこととも言います。
TADの条件ウェイキングルアー
その泳ぎ、アクション、姿勢などは、スタート時にトップウォーターのドックウォークのようなアクションもでき、少し強めや速めに引くと素早く潜り、ボディ全体の10パーセント位は水面に出ていると言う事で、また ややハイピッチなステディリトリーブでも、ウォブルアクションやピッチングなどでも、誘う事が出来るルアーです。
- ひとつクチサイズ 60〜80mm
- ボディがワイドに見え
- 素早い立ち上がり
- ピッチング等もできる
- 上下左右に細かく揺れ
- ルアー全体でロール
- フロント側でも水を押す
- リトリーブで全体が水を被る
- デッドスローリトリーブ
- ステディ&ハイピッチウォブル
- アクションを大きく
など幾つかの課題を上げてからの製作し出来上がったルアーが、ガボスベイトルアーです。
ガボス一体形リップ付き「口開けタイプ」です。
ガボスのウェイキング
基本的には、スロー引きで水面直下を泳がせるだけの事なのですが、釣果に差がでる「小技」が沢山隠れております。
小技に関してはまた別の時に!
その前に少しだけ一般的なシャロークランク系のお話しですが、突然 浮いたり深く潜ったり、狙ったポイントから離れたりします。
クランクベイトルアーとしてはとても良いのですが、ウェイキングルアーにはなりません。
『クランクベイトルアーのアクションでありウェイキングにはなりません。』
またこの様なルアーを使用していても個々のルアー操作に慣れるまで どうしても多くの時間を掛けなくてはなりません。
コレでは本来のアクションとは、全くの別物になります。
やはりウェイキングは、ウェイキングアクションを出せるように開発された事が大切なのです。
その他に、実は大きな理由として、一般的なルアーだと「クランクベイト等」見逃されてしまうのが、ボディの「素材」や「スタイル」が大切だと言う事です。
ガボスの素材は、ハードバルサ材使用で、また 良く見て頂くとその形にも何となく惹かれてしまいます。
ガボスシリーズのボディ全体が『ずんぐり』と丸く「どことなく可愛い funny .ファニー」な要素であり様相とも見えますが、このルアーの実力は、まだ多いに秘めており、それこそがガボスルアーです。
1 前から見ると大きな口を開けた状態が、ガボスルアー最大の特長です。
フラットなクチの部分で、ルアー前方から右左、横へと大きな波を発生させる事が目的です。
フラットなクチの部分で、ルアー前方から右左、横へと大きな波を発生させる事が目的です。
2 アゴ下に大きなく凹みを作る事により「ルアー下」からベリー部分にも水の流れを作り、ルアー後方に波や渦を発生させます。
3 ボディ全体は、大きくファットな体型なのですが、テール部分を短くカットした事でルア後方でも大きな波や渦巻などが発生致します。
実は、このルアーは当初からウェイキングアクションを出すルアーを作ったワケではなく、改良を加えた結果、良い動きのウェイキングルアーに、「なり得るルアー」と言う事を確信し、今回はウェイキングアクションルアーとして製作致しましたので、是非 ウェイキング、ガボスベイトを宜しくお願いします。
ウェイキングは、ロッド次第でできる
お手軽なウェイキングは、SRクランクやスピナーベイトでもとても良いアクションが出せ、集魚力が有りますので、是非 トライしてください。
その際、明日からでも、すぐにできる事が、「ロッド」チョイスで、皆さんも取り入れてみてください。
私のアドバイスは、《ロッド》のアクションべつ選択です。
SR系クランクを例として
《 L 》でしたら、水を柔らかく絡むような感じで!
《 M 》でしたら、水をルアー前方でゆっくり押すような感じで!
これだけです。
うまく表現出来ませんが、まずは 、こんな感覚で是非 お試しください。
Good luck for good fishing
ビッグベイトはスローからデットスティッキングで魚に映え!
tadインタラビッグベイトシリーズ
『 INTERA BAIT SERIES 』新2020〜21 バージョン
☆飛遊樹、Huge、ヒュージュ
ルアー スペック
Color..........
- レインボートラウト
- スチールヘッド
- ブラウントラウト
- アルビノトラウト
- ナチュラルベイト など
Material ....... ハードバルサ材
Length ....... 205mm〜
Weight ....... 98g〜
2&3ジョイントタイプ飛遊樹ベイト
『ジョイント式のルアー』
ハードバルサ材を使用した事で、本体が大きくても、とても軽くスムーズに引くことが可能になった事です。
そのスイム姿勢は、『ワイドウォブリングアクション系』の泳ぎになり、プロトタイプのルアーテストでも最も良くなった点は、操作やアクションです。
ゆっくりと引いた時
《超スローリトリーブ》
左右どちらかにゆっくりと倒れこむような、スーパーワイドウォブリング系になり、これは特に魚が定活性時やそのフィールドを広くゆっくりと探りたい時に活躍致します。
早く引いた時
《ファストリトリーブ》
早引きした時のビッグベイト特有の『引き重り等」は極めて軽くなるように仕上げました。
そのためシャロー側に多くの小魚が集まっている時や少し沖の立木や岩盤などでも連続してキャストができます。
また水深が2〜3M前後に魚が確認できた時などは、たてストラクチャー等の使用でも、軽がると使用できるため、とても効果的にサーチ&キャッチする回数が格段に多くなります。
浮きゴミ周り等
《スポットキャスト》
肉眼ではベイトフィッシュ等の姿を確認できない所でも、必ず3〜6回はできる限りキャストを繰り返します。
プレデターの姿が見えなくても、ロング&スポットキャストを繰り返し行った方が良く、キャストをする際は、ターゲットポイントまでの距離が大切で、30〜40M位は離れた場所から行い、その後少しずつ距離を縮めて行き、至近距離でのキャストでも最低5〜10回位はキャストを繰り返します。
これはテストの時もそうでしたが、私の今までの経験からも、何も無い所から突然、猛アタックしてくる事があったからで、粘り強く、何度もキャストを繰り返していると、警戒心の強いビッグワンでも引き出す可能性が増えるからです。
この経験は、ビッグベイトだけでは無いのですが、その日のフィールドのコンディション【風や波、周りの音など】でも決まりますが、アングラーが日々経験してること等『クランクベイトやジャークベイト等』を参考にキャスト回数等は決め、見極めてください。
このアクションが良いのか
ウォブリング
ルアー本体の性能で、体力の弱った魚を演出することが簡単にでき、ルアーを引くスピードに合わせスローからファーストリトリーブまでと対応できます。
他のルアーアクションでは、特に超スローリトリーブの時に、『棒の様にスーっと』動いてしまう事が良く有りますが、このタイプのアクションでは、他とは違いパタパタやバタバタと言うような動きでアピールできます。
ルアー性能限界ギリギリのスロー引き
その泳ぎ姿はまるで、体力の落ちた魚のようにも見え、ターゲットから見える姿は、『ゆっくりと左右の何方かの方向に倒れながら泳いでいる』ようにも見えます。
この動きでルアーが大きく動き、同時にルアーの周りの水も大きく動かす事になり大きな水流も発生します。
大きな水流や渦巻は、プレデターの捕食本能を刺激し、其れに釣られたプレデターは、猛アタックしてくることも珍しくありません。
特に大型の警戒心の強いプレデターでもヒットする確率が上がり、テストタイプでも出来るだけスロー引きが出来るルアーのほうが、良い答えを引き出しておりました。
ふたつのアクションを組み合わせて
このように飛遊樹ビッグベイトで、ウォブリングアクションのルアーの方が『良い集魚力』『釣果』を持ち合わせていると言う答えを出しました。
このアクションが全てにおいて対応出来ると言うことでは有りませんが、ウォブリングアクション 『プラス』 デットスティッキングアクションとの組み合わせによる答えだと言うことも付け加えたいと思います。
スロー引きから見えるファーストリトリーブ、デットスティッキングアクションを 是非 お試しください。
まだまだ未開拓なビッグベイトフィッシング
簡単な言葉で表すビッグベイトルアーでは有りませんので、次回も書きたいと思います。