ルアーリップのトライ
ハンドメイドルアーに於けるリップの役割は、個々のルアー作りの数十倍難しくもあり、リップ性能等で、
とても楽しい釣りが生まれる瞬間でもある。
リップ素材のテストに多くの時間を掛けており、新しい素材や形等が見つかれば、
素直にどんどん取り入れ皆さんのご意見、ご指示も参考にしております。
日々進化、今さらだと思う方も多いと思いますが、【乱暴者】の私からの意見としてお話し致します。
先ずは 一般的な《ポリカーボ》と《サーキット》の2つのタイプの違いからで、
今回は、トラウトサイズ50mmの事に付いて, 昔から衝撃に強いリップ材料は【ポリカーボネート】です。
キャスティングや障害物へのコンタクトなどで、ルアーリップは様々な衝撃にさらされ,なかでも水中に漂う小さなゴミ等もわりとリップに負担を掛けます。
当然ですがリップが折れないよう、衝撃に強い特性を持つポリカーボネートを使用しておりますが,
現在 ルアーサイズに対して「細かな厚み」がある訳でも有りません。
以前、某メーカーさんに問い合わせた事が有りますが、「無理だと思いますが」とのご返答でした。
※製造上、長さ、幅、厚み、 取り引き量の関係で…あとは…金額面で、完全に無理で ,その時お世話になったメーカー様 有難う御座いました。
トラウトルアーとなるどうしても暑さ、薄さが気になります。
例えば【エリア】【渓流】【本流】等でも変わり 比較的エリアフィッシングをメインに行かれている方からは、 「なるべる薄く」して欲しい。
普段は、時間の関係で余り行け無いが、渓流の解禁日前後に使いたい!
また渓流、支流、本流系を攻めている方からは、《なるべる薄くて、丈夫なもの》をお願いしたいです。
私も子供の頃は、トラウト系がメインターゲットでしたので、その辺は、凄く納得し、理解していると思います。
ダガーミノーベイトが採用している③タイプの事が有りますが、
今回は、その中のひとつで、リップを最大限に大きく、
ボディーとの接着点をより大きくし、通常の物よりボディーの中程まで差し込み
ある程度の衝撃が加わると、自然に《ボディーから綺麗に離れる》よう制作しております。
尚! ボディーから離れる事により、ルアー本体のダメージが最小限になりますし、
またリップ本体も、「外れる事」で ダメージが最小限になると言う事です。
カンタに説明すると! 薄くて大きなリップですが衝撃力は 最小限におさえられ、
また見た目で、左右調整が可能です。
硬さがあるためにコンタクトで傷ついても、個人で修理、調整ができると言う事です。
これは、ボートフィッシングでも、シュア、おかっぱフィッシングであろうが、
全てのルアーフィッシングに共通の事です。
明日からのアングラー全ての悩みや問題で有り、ルアーマン,アングラーだけの楽しみでも有る事は、間違いない。
まぁ~ 自分がルアー作りを始めたきっかけは、 修理、改造、リペアからでした。
Good luck for good fishing また次回も楽しみに!
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